ゲルマン大和詩集

愛しあってますか

愛の言葉を連呼ですか

毎日セックスですか

異性愛が最高ですか

確かにいい物ですね

二人どうしょうもない

男と女

愛しあった途端に

完全体ですか

それでもいいですけどね

昔と比べる気はありません

愛に照らし合わせて自分を美化

愛の為に

愛の為に

僕自身知ってます

愛の凄まじさを

愛なしじゃ人は生きてけない

でも

この国の何処に愛があるの

徘徊する少年少女は

何を探してるの

愛でしょ

何処にもないんでしょ

老いてゆく妻を愛せますか

中年男性

夜の街で誰を抱く

何故虐める

何故

意味もなく子供を殴る

何の事はない

相手は

恋人でも

子供でも

夫婦でも

みんな鏡

自分の愛を

反射してくれるから

自分が大好きなんだ

相手じゃない

自己愛

それだけ

今日もカラオケで

いいとしこいて恋愛ソング

いちいち確認しなきゃ

愛を感じられない

昔と比べないし

昔は知らないから

下らない流行歌でも聴いて

涙でも流そう

下らないから

理想言ってんだ

下らないから

誰も真似できない

そして

この下らない詩書いてる俺は

世界史上一番下らない

愛を持った

だから

羨ましいんだ

時代に流され

恋愛をいつまでも

してる人達が

いつか聞いてみるよ

死んだらね

一度も結ばれなかった

心から愛しあった

時代の犠牲になった

あの戦争の若者に

聞いてみるよ

本当の愛の意味を

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いつもの帰り道

月が綺麗だ

夕食の支度を

どの家もしてる

我が家は何か

人生なんてさ

平凡なんだ

よりよく生きれば生きる程

平凡なんだ

平凡になるためにはさ

人を愛さないと

何か守る物がないと

僕にはあるかな

君の事かな

お腹で君の事を

蹴ってるこかな

昔はさ

平凡に生きて

平凡に死ぬ

生きていて何が楽しい

でも君と言う

僕の存在の証明と

君のお腹にいる奇跡が

もうそれだけで

十分非日常だと言えるだろ

喧嘩にしたって

ベランダで詫びしく煙草を吸う事も

愛し合う奇跡も

全部アマゾンにゆくような物

平凡だけど

平凡だからこそ

幸せなんだ

お金なんて

あったてなくたって

君とお腹の中の君の為には

あった方がいい

平凡な仕事も

生活の一部で

君へと続いている

だから楽しいんだ

そして

こんな僕達だから

この国には

僕たちがたくさんいるから

こんなに豊かで平和なんだ

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この前

高校に行ってきた

夜中にこっそり行ってきた

何かさみしかった

卒業式から来てなかった

環樹まだへぼ授業やってるかな

三田っちはまだ生きてるかな

あそこで大好きな斉藤君と

キャッチボールやってたよな

大学生活が楽しかったら

ここでの思いでは

嫌な思い出かも

でも

僕の青春は

ここだけだ

十二年か

卒業式に人生に入学して

十二年たったから

小中高と人生の

勉強を終えたのか

この前さ

東京中を練り歩いた

酷かった

みんなね

僕だって

あー酷かった

あの頃のさ

汚れてたけどさ

綺麗な心ってさ

まだあるのかな

実は言うとさ

まだ夢に出てくるんだ

小倉さんが夢に出てくるんだ

一目見て恋に落ち

ずっと眺めてた

三回しか話した事がない

柔道部の道場の窓へ

よく手を振りにきた

回し手紙ももらった

僕の事をさ好きだったんだって

知ってたよ

だからってどうすれば良かった

自分が大嫌いなのに

どう人を愛せばいい

小倉さん

今

自分で自分が大好きなんだ

まだ小倉さんが大好きなんだ

もう会えないよね

誰かと結婚してるよね

幸せにね

もしさ

又

心が疲れたら

その時は貴女を思い出す

あの頃の

ひたむきさと純粋さを

思い出す

きっと死ぬまで忘れないよ

あの頃の僕と

小倉さんが好きだから

小倉さんは

かけがえのない

青春の一ページだから

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