2010年12月11日10時14分
【北京=峯村健司】沖縄県石垣市の尖閣諸島の南小島に同市議2人が10日に上陸したことについて中国外務省の姜瑜・副報道局長は11日未明、「中国の領土と主権を侵犯した」と非難する談話を発表。日本政府側に抗議をしたことを明らかにした。
姜副局長は尖閣諸島が「古来の中国固有の領土」と主張した。中国のインターネット上には「日本側に報復措置をとるべきだ」などとする書き込みが出ている。尖閣諸島沖での漁船衝突事件をめぐり悪化していた日中関係は、11月の横浜での首脳会談をきっかけに改善に向かっていたが、中国側が再び反発する可能性がある。