海老蔵「初春花形歌舞伎」中止で代替公演　玉三郎「すぐにお引き受けした」

　歌舞伎俳優、市川海老蔵さんの無期限謹慎を受け、松竹は９日、東京の「ル　テアトル銀座」で予定していた１月公演を、海老蔵さんの「初春花形歌舞伎」から坂東玉三郎さんの「坂東玉三郎特別公演」に変更すると発表した。

　玉三郎さんは同日夕、京都市内のホテルで記者会見。代替公演を引き受けたことについて「お声を掛けていただけるうちが華。大丈夫かなとも思ったが、すぐにお引き受けした」と説明。海老蔵さんの父、團十郎さんが京都・南座にわびに訪れた際に「どうぞお気遣いなく」と語りかけたことや、海老蔵さん自身から「反省しています」という手紙が届いたことを明らかにし、海老蔵さんに対しては「一生懸命やっていただきたい。お目にかかってからいろいろと話したいと思います」と語った。

　玉三郎さんの公演は１月２〜２０日で、演目は「壇浦兜軍記（だんのうらかぶとぐんき）　阿古屋（あこや）」と「女伊達（おんなだて）」。