谷垣総裁、大連立否定 民主は新たな分裂の火種へ(12/09 05:53)

 民主党や自民党による大連立の動きが表面化したのは、読売新聞グループの渡辺会長が動き出したからでした。大連立構想は実現するのでしょうか。

 (政治部・千々岩森生記者報告)
 「大連立」がそもそもの持論だった渡辺氏は、先月から与謝野元財務大臣や鳩山前総理大臣らと会談を重ねてきました。 さらに8日は、自民党本部に谷垣総裁を訪ねました。先週、渡辺氏から「会いたい」という連絡を受けた谷垣総裁は、水面下での交渉を避け、あえて党本部を会談場所に選んだうえで菅政権との大連立を明確に否定しました。また、渡辺氏に近い野党幹部も「菅総理を変えない限り、大連立はできない」と突き放しています。ただ、小沢氏が菅政権批判を繰り返すことで、民主党内には動揺が広がっていることから、今回の大連立騒動で新たな分裂の火種となりそうです。

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