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「西川きよし劇団」爆笑デビュー 新歌舞伎座で初日

 タレント西川きよし(64)が、妻ヘレン(64)長男忠志(42)長女かの子(36)らと結成した「西川きよし劇団」の旗揚げ公演「おとうちゃんのコロッケ キッチン・ナカニシ三代目」が10日、大阪・新歌舞伎座で初日を迎えた。

 きよしが司会を務めていた、視聴者が歌などを披露する「素人名人会」の新歌舞伎座バージョンと、万博を目前に控えた1969年の大阪の洋食屋を舞台にした、笑いあり、涙ありの人情芝居の2部構成。初日の日替わりゲストには落語家笑福亭仁鶴(73)と笑福亭鶴瓶(58)が登場した。

 仁鶴は素人名人会の審査員を務め、2部の芝居にも出演。洋食店のアルバイトの面接にやってきた役で登場し「37歳。フリーターです」など、すべてアドリブのきよしとのやりとりで満員1453人の観客を沸かせた。

 鶴瓶はアフロヘアのかつらをつけて素人名人会に登場すると「家族で2週間やるんですよ。どんな家族や」と、まずはツッコミ。その後、ヘレンとデュエット曲を披露して大いに盛り上げたが、審査員の仁鶴から「うまいこと音が外れるねえ」と褒められて?苦笑いを浮かべていた。

 大物ゲスト2人に、きよしも「ありがたいことです」と感謝。「12月10日が僕の新しい誕生日になりました」と感慨深げに初日を振り返っていた。千秋楽は23日。

[ 2010年12月11日付 ]

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