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【芸能・社会】海老蔵暴行男逮捕!! 伊藤リオン容疑者不適な笑み2010年12月11日 紙面から
歌舞伎俳優の市川海老蔵が、東京・西麻布の飲食店で飲酒の上、顔などに重傷を負った事件で、警視庁は10日、傷害容疑で逮捕状を取っていた元暴走族グループの住所・職業不詳伊藤リオン容疑者を逮捕した。関係者によると、トラブルの発端が海老蔵側の態度にあったとされる一方で、海老蔵は7日の謝罪会見で自身の暴行説を否定、双方の説明が食い違っている。事件発生から15日。容疑者が逮捕されたことで、梨園のプリンスを襲った前代未聞のトラブルは、真相解明へ向け最大のヤマ場を迎えた。 ◆警視庁で逮捕状執行伊藤容疑者の逮捕容疑は先月25日未明ごろ、東京・西麻布の雑居ビル内で、海老蔵の頭や顔などを数回にわたり、殴る蹴るなどして6週間の重傷を負わせた疑い。 警視庁によると、伊藤容疑者は10日午後8時前、関係者を通じて電話で「接触したい」と出頭の意思を伝え、都内の路上で捜査員と接触。伊藤容疑者はひとりで来ていて任意同行に応じ、警視庁本部で逮捕状を執行された。 ◆『殴ったことは間違いない』胸の内がわからぬキョトンとしたような、ふてぶてしい表情で前を見つめ、ふと笑みを見せる場面も−。 伊藤容疑者は10日夜、150−200人もの報道陣が待ち受けて騒然となる中、警視庁目黒署に移送された。 午後9時10分すぎ、殺気立つ報道陣の前に、伊藤容疑者を乗せたシルバーのワンボックスカーが署に到着。伊藤容疑者は3列目の席で、捜査員2人に挟まれ、軽く口を開け、顔を上向きにしていた。報道陣がもみ合いながら車に殺到し、無数のフラッシュを浴びると、伊藤容疑者は瞬間、ニヤリとしたようにも見えた。フラッシュに浮かび上がるがっしりした体格。短髪で、黒い革ジャンに白いTシャツ姿、口ひげを生やしていた。 警視庁によると、伊藤容疑者は「殴ってしまったことは間違いありません。細かいことは後で、気持ちを整理して話します」と供述している。 伊藤容疑者は、東京・杉並の地元や六本木周辺では名うての“不良”として知られていた。 地元関係者によると、伊藤容疑者は中南米系で米国籍の父親と、日本人の母親の間に生まれたハーフ。中学時代は俊足を買われ、サッカー・Jリーグのクラブチームのジュニアユース(読売日本SCユースS=現ヴェルディJr.)でFWとして活躍した。 ドリブルの突破力は抜群で、将来の日本代表入りを嘱望されたほど。98年8月の「東京−ソウル親善サッカー定期戦」では東京都U−15選抜として出場し、ゴールも挙げていた。しかし、杉並区を拠点とする不良グループに入って非行に走るようになり、クラブチームも脱退。ここ数年は、六本木周辺で“裏の顔”とされる組織の一員として知られた存在に。ケンカの強さには定評があり、クラブの従業員として働いていることもあったという。 地元関係者は「彼の口癖は『ハンパなヤツはムカつく』。『ハンパなヤツ』が調子に乗っているのをみると、突然殴りかかり、徹底的にボコボコにした。逮捕状が出たという男の特徴を聞いて、すぐに彼だと分かった」と明かす。さらに、「『あいつはキレたらヤバイ』といわれ、彼のグループと対立している組織の人間は、『リオンを送り込むぞ、って言われて震え上がった』と話していた」(事情通)という伝説も。一方、地元住民の話では、「年上の妻と双子の4人家族。近所を家族4人で仲良さそうに散歩していた」という。 PR情報
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