大麻使用の陽性反応により08年9月に日本相撲協会を解雇されたロシア出身の元露鵬(30)、元白露山(28)の兄弟が、「検査や解雇手続きに問題があった」として検査を担当した日本相撲協会再発防止検討委員会(後に生活指導部特別委員会に改称)のメンバー3人に損害賠償計1億円を求めていた訴訟の判決で、東京地裁は10日、請求を棄却した。
被告の1人、友綱親方(元関脇魁輝)は「やったことが正しかったと認められたのは良かった」と話した。兄弟が協会に力士としての地位確認を求めた別の訴訟も11月に東京高裁が一審に続き請求を退けており、兄弟側が上告している。
(2010年12月10日)