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【北朝鮮砲撃】首相「報道で知った」鈍い初動、危機管理薄く (2/2ページ)
このニュースのトピックス:菅首相
首相は午後4時50分すぎ、仙谷氏らに(1)情報収集に全力を挙げる(2)不測の事態に備えしっかり対応できるように準備する−の2点を指示した。前原誠司外相はオーストラリア訪問中で、会議に間に合わなかった北沢俊美防衛相には電話で伝えた。北沢氏が東京・市谷の防衛省に入ったのは午後5時すぎ。防衛省幹部が午後4時すぎに「防衛相は登庁しない」と明言しており、首相の指示で急遽(きゅうきょ)防衛省に向かったようだ。
防衛省政務三役の腰の重さは、内局(背広組)や自衛隊(制服組)の幹部にも伝わった。中江公人事務次官や折木良一統合幕僚長が登庁したのは午後5時40分になっていた。
「国民の皆さんに備えは万全といえる態勢を作りたい」。首相は記者団にそう語った。それでも関係閣僚会議は、砲撃から6時間以上後に開催が設定された。