【ソウル共同】韓国軍当局者は23日、北朝鮮が黄海の南北境界水域に砲撃を行ったと明らかにした。

　▽韓国軍が応戦

　韓国軍合同参謀本部は23日、砲弾が発射された方向に向け、韓国軍が対応射撃を行ったと明らかにした。

　▽北朝鮮の砲弾が韓国の島に着弾

　韓国国防省当局者は23日、発射された砲弾の一部が韓国側の延坪島に落下したと明らかにした。60〜70軒の家屋が延焼中との報道もある。

　▽韓国軍兵士４人が重軽傷

　韓国の聯合ニュースは23日、北朝鮮の砲撃で韓国軍兵士４人が重軽傷を負ったと伝えた。

　▽砲撃で家屋破壊、山火事も

　韓国のＫＢＳテレビは23日、北朝鮮による砲撃を受けた延坪島で家屋の一部が破壊され、山火事が起きていると伝えた。

　▽北朝鮮の砲撃は50発余

　韓国の金泰栄国防相は23日、北朝鮮からの砲撃は50発余りで、韓国軍の対応射撃は約80発だったと述べた。

　▽韓国軍の戦闘機が出動

　ＡＰ通信によると、北朝鮮の砲撃を受け、韓国軍のＦ16戦闘機が緊急出動した。（共同）

　▽韓国大統領が衝突拡大の防止指示

　聯合ニュースによると、韓国の李明博大統領は23日、北朝鮮との衝突の拡大を防ぐよう指示した。

　▽韓国が北朝鮮に砲撃中止要求

　聯合ニュースによると、韓国軍は23日、北朝鮮軍に対して砲撃中止を要求する通知文を送った。

　▽死傷者数十人と韓国ＴＶ

　韓国のＫＢＳテレビは23日、北朝鮮の砲撃による死傷者が数十人に上ると報じた。

　▽島民が漁船で脱出

　ロイター通信は韓国のＹＴＮテレビの報道として、北朝鮮の砲撃を受けた延坪島の住民が、島から漁船で脱出していると伝えた。

　▽報道確認中と中国

　中国外務省の洪磊副報道局長は23日の定例記者会見で、韓国と北朝鮮の砲撃戦について「状況を注視し、報道を確認中」とした上で「関係各国が朝鮮半島の平和と安定に努めるよう希望する」と述べた。

　▽韓国軍兵士14人が重軽傷

　韓国軍当局者は23日、北朝鮮による砲撃で韓国軍兵士４人が重傷、10人が軽傷を負ったと明らかにした。

　▽韓国軍兵士１人死亡

　韓国軍当局者によると、北朝鮮による砲撃で重傷を負った韓国軍兵士４人のうち１人が、搬送中に死亡した。

　▽断固対応と韓国大統領

　韓国大統領府によると、李明博大統領は23日、北朝鮮の砲撃を受け「断固対応し、状況を悪化させないため万全を期すよう」指示した。

　▽菅首相が官邸入り

　菅直人首相は23日午後４時45分前、首相官邸に入った。韓国、北朝鮮の砲撃戦に関する情勢把握などのためとみられる。古川元久官房副長官ら官邸スタッフも相次いで官邸入りした。

　▽韓国軍、警戒態勢を最高水準に

　韓国軍合同参謀本部は23日、同軍の３段階の警戒態勢を最高水準に引き上げた。

　▽韓国の全公務員に非常待機命令

　韓国政府によると、金滉植首相は23日、全公務員に非常待機命令を出した。

　▽首相、防衛相に情報収集などを指示

　菅直人首相は23日夕、北朝鮮と韓国の砲撃戦に関し「北沢俊美防衛相に情報収集と不測の事態に備えた対応を取るよう指示した」と述べた。

　▽首相「万全な態勢つくる」

　菅直人首相は23日夕、北朝鮮と韓国の砲撃戦に関し「国民のみなさんに備えは万全だと言える態勢をつくりたい」と述べた。

　▽日本人在住者いない―外務省

　韓国、北朝鮮砲撃戦に関し外務省は23日夜、現場となった延坪島には日本人在住者はいないと明らかにした。旅行者に関しては把握していないという。

　▽砲撃は１時間余り

　韓国軍当局者は23日、北朝鮮の砲撃は午後２時半（日本時間同）すぎから２回にわたって断続的に行われ、午後３時40分すぎに終わった後は行われていないことを明らかにした。

　▽全省庁に不測事態に備えた対応など指示

　菅直人首相は23日午後５時、全省庁に対し北朝鮮と韓国の砲撃戦に関する情報収集と、不測の事態に備えた対応を取るよう指示した。

　▽韓国の住民３人負傷

　韓国の聯合ニュースは23日、北朝鮮による砲撃で韓国の住民３人が負傷したと伝えた。

　▽砲撃は１００発余り

　韓国の聯合ニュースは、北朝鮮による砲撃は野砲など計１００発余りだったと報じた。

　▽明白な武力挑発で容認できず

　韓国大統領府は23日、北朝鮮の砲撃について「韓国に対する明白な武力挑発だ」とし、「民間人にまで無差別砲撃を行ったことは決して容認できない」とする声明を発表した。

　▽韓国軍兵士の死者２人に

　韓国軍は23日、北朝鮮の砲撃による韓国軍兵士の死者が２人になったと明らかにした。

　▽「強く非難」と米

　米ホワイトハウスは23日、北朝鮮の砲撃を強く非難する声明を発表、好戦的行動をやめ、朝鮮戦争休戦協定を順守するよう北朝鮮側に要求した。

　▽砲撃戦で関係閣僚会議開催

　日本政府は23日午後８時45分から、北朝鮮、韓国砲撃戦に関する関係閣僚会議を首相官邸で開くことを決めた。

　▽米、韓国防衛誓約を再確認

　米ホワイトハウスは北朝鮮の砲撃を受けた声明で「同盟国である韓国の防衛と（東アジア）地域の平和と安定の維持」に対する米国の誓約を再確認した。

　▽韓国軍演習に対抗と北朝鮮

　北朝鮮の朝鮮人民軍最高司令部は23日、朝鮮中央通信を通じ、砲撃について韓国軍の演習に対抗した「断固とした軍事的措置」と表明した。

　▽韓国軍兵士の死傷者18人

　韓国軍合同参謀本部は23日、韓国軍兵士の死傷者は計18人で、２人が死亡、重傷が６人、軽傷が10人だと発表した。

　▽南北赤十字会談は無期延期

　韓国統一省当局者は23日、25日に予定されていた北朝鮮との南北赤十字会談が無期延期になったと明らかにした。

　▽北朝鮮、今後も打撃と警告

　北朝鮮の朝鮮人民軍最高司令部は23日、延坪島への砲撃に関連し、韓国が今後も黄海の南北境界水域で軍事演習を続けるなら「ちゅうちょなく無慈悲な打撃を加える」と警告した。

　▽ロシア外相が砲撃非難

　インタファクス通信によると、ロシアのラブロフ外相は23日、韓国・延坪島への砲撃を非難、「砲撃を開始した者は責任を負わなければならない」と述べた。

　▽砲撃は北朝鮮沿岸部の基地から

　韓国の金泰栄国防相は23日の国会答弁で、砲撃は韓国の延坪島から10〜14キロ離れた北朝鮮沿岸部の基地から行われたと述べた。

　▽開城との往来困難

　韓国統一省は23日、北朝鮮の開城工業団地との往来について、安全などを考慮して24日は困難と判断したことを韓国企業関係者に通知したと発表した。