2010年11月23日17時56分
菅直人首相が23日夕、首相官邸で記者団に語った内容は、以下の通り。
「報道で、北朝鮮が韓国の島に砲撃を加え、それに対して韓国軍も応戦したという報道があり、私にも、3時半ごろに秘書官を通して連絡がありました。公邸におりましたので公邸でいろいろ情報を聞いておりましたが、先ほど官邸に移って関係者を集めて官房長官とも連絡を取り、官房長官にも来てもらいました。
私の方から2点、官房長官はじめ、電話で防衛大臣にもあわせて、2点の指示を出しました。まずは情報収集に全力をあげて欲しいと。第2点は不測の事態に備えて、しっかり対応ができるように準備をして欲しい、この2点を指示をいたしました。私はこの後、宮廷(皇居)の行事がありますが、それが終わればまた戻って、しっかりと事態を把握したいと。もちろん途中でも連絡が取れるようにしたいと思っています。
そういうことで事態の推移をしっかりと情報把握をして、どういうことが起きても対応できるような態勢を、しっかり、それに備えると、それによって国民の皆さんに対して、そうした備えは万全だということをいえる態勢を作りたいと思っています。また、情報については順次、入ってくると思いますが、官房長官を中心として、さらに関係したところの情報は収集すると、そういうことで指示をいたしたところです」
(秘書官:「以上ですありがとうございました」)
――指示は長官と防衛相だけですか。
中東ニュースがわかりにくいのは、何事にも過去の経緯があるからです。最新ニュースをを理解するために知る必要がある用語や基礎知識を、中東駐在の川上編集委員が分かりやすく解説します。