〔外為マーケットアイ〕ユーロ1.33ドル後半、米FBIによるインサイダー取引調査が話題に
〔外為マーケットアイ〕
<15:30> ユーロ1.33ドル後半、米FBIによるインサイダー取引調査が話題に
ユーロは1.3385ドル付近で小じっかり。ユーロ/円は111.30円付近。
市場では、ヘッジファンドや金融会社に対するインサイダー取引調査が話題をよんでいる。
「前日の米国株の下げは、実はインサイダー捜査が引き金になっているのではないか」(ファンド・マネージャー)との意見が聞かれた。「市場は、こうした捜査が大規模かつ本格的になるかどうか見守っている。本格的になれば、こうしたファンド勢のポジションの巻き戻しで、金融市場は、説明不可能な動きをするだろう。年末にかけて取引が薄くなるので、その動きは誇張されるだろう」(同)という。
前日のユーロの急落が、インサイダー取引調査にからむファンド勢のポジションの巻き戻しが関連している、との見方も市場の一部で聞かれた。
米連邦捜査局(FBI)は最近、インサイダー取引に関連した疑いでヘッジファンド3社を家宅捜索した。
捜索を受けたのはダイヤモンドバック・キャピタル・マネジメント、レベル・グローバル・インベスターズ、ロック・キャピタル・マネジメントの3社。
さらに、ボストンを拠点とするヘッジファンドのジャナス・キャピタル・グループは23日、一般情報についての取り調べを受けた事を明らかにした。
また、22日の米国株式市場で、司法省のインサイダー取引調査をめぐる懸念を背景として、金融大手ゴールドマン・サックス(GS.N: 株価, 企業情報, レポート)が3.4%下落した。米紙は20日、司法省がゴールドマンの社員が買収に関する情報を一部の顧客に漏洩した疑いで調査していると報じた。
<14:25> ユーロや豪ドルは上昇一服、積極的にリスク取れず
ユーロは1.3401ドル付近、豪ドルは0.9790米ドル付近。いずれも朝方に反発してから上昇が続いていたが、午後に入って一服。「朝鮮半島やアイルランド問題が不透明なままなので、積極的にリスクを取りにくい。買い戻し一巡後は、また高金利通貨売りという基調になってきている」(国内金融機関)との声が聞かれた。
韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領は24日、北朝鮮への対応についてオバマ米大統領と電話で協議、合同軍事演習を実施することで合意した。 韓国の聯合ニュースによると、米空母が演習に参加する。 米軍によると、戦闘機75機を乗せた「ジョージ・ワシントン」が横須賀の海軍基地を出発した。李大統領は日本の菅直人首相、キャメロン英首相とも電話会談を予定している。
<13:50> 韓国ウォンがしっかり、輸出企業の買いなどで
韓国ウォンは1米ドル=1148.20ウォン付近の気配。9月8日以来の安値となった朝方の1175.00ウォン付近から急反発し、その後も落ち着いた値動きで推移している。造船メーカーなど輸出企業による実需があるほか、ソウルの株式市場がしっかりしているため。「1130ぐらいの水準になったら介入に警戒したほうがいい」(外銀)との声が聞かれた。
<13:00> ドル83円前半、ユーロや豪ドルが買い戻される
ドルは83.25円付近で小動き。午前の取引では、アイルランド問題や朝鮮半島の緊迫化を受けたリスク回避ムードがやわらぎ、きのう売り込まれたユーロや豪ドルが買い戻された。ユーロは朝方につけた2カ月ぶりの安値1.3359ドルから一時1.3419ドルまで反発した。豪ドルは0.97米ドル前半から上値を伸ばし、一時0.9800米ドル台に乗せた。
<11:10> 豪ドル反発、リスク回避の動きやわらぐ
豪ドルは0.9796米ドル付近。きのうは朝鮮半島の銃撃やアイルランド問題で売られたが、朝方から反発している。「リスク回避で売られた通貨に値ごろ感が出て買い戻されている。アジア株も懸念されたほど下落していないので、リスク回避の動きがやわらぎつつある」(国内金融機関)との声が聞かれた。
<10:50> ユーロ緩やかな上昇続く、「売られすぎた」との声も
ユーロ/ドルは1.3408ドル付近。朝方の安値1.3359ドルから反発したあとは、緩やかな上昇が続いている。一時は1.3411ドルまで上値を伸ばした。「ユーロは少し売られすぎた。実需で買われている部分もあるようだ」(みずほ証券為替アナリストの鈴木健吾氏)との声が聞かれた。
<09:25> 韓国ウォンは下落後に急反発、米大統領が韓国と協議する意向を示す
韓国ウォンKRW=KFTCは、1米ドル=1151.50/1152.50ウォン付近の気配で、朝方の安値1175.00ウォン付近から急反発している。
オバマ米大統領は23日、北朝鮮が黄海の南北境界水域に近い韓国の延坪島に砲撃したことに対する米軍の行動は考えておらず、一段の措置については韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領と協議する意向を示した。 オバマ大統領はABCニュースとのインタビューで「現時点では軍事行動を考えるつもりはない。李大統領と協議したい」と語った。
韓国は23日、北朝鮮がより攻撃的な行動を取った場合、「大規模な報復措置」を講じると警告した。
<09:09> ドル83円前半、ユーロは2カ月ぶり安値から小幅反発
午前9時のドル/円は、ニューヨーク午後5時時点に比べ若干ドル高の83円前半。 北朝鮮が黄海の南北境界水域に近い韓国の延坪島に砲撃したことを受け、市場ではリスク回避ムードが広がっているが、前日大幅に下落したユーロ
は小幅に反発し、米格付け会社がアイルランドのソブリン格付けを引き下げたとの報道にも反応が鈍い。
韓国は23日、北朝鮮が黄海の南北境界水域に近い韓国の延坪島に砲撃したことを受け北朝鮮がより攻撃的な行動を取った場合、「大規模な報復措置」を講じると警告した。
オバマ米大統領は、韓国防衛へのコミットメントを再確認した、と米ABCニュースが報した。
<08:50> ユーロ1.33ドル後半、S&Pがアイルランドの長期ソブリン格付けを引き下げ
ユーロは1.3387ドル付近、朝方一時1.3359ドルまで下落し2カ月ぶりの安値を更新したが、その後は緩やかに反発している。明日の米国市場は感謝祭で休場となるため、前日大幅に売り込まれたユーロの巻き戻しが出ているもよう。
米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は、午前8時40分に、アイルランドの長期ソブリン格付けを「A」に引き下げた、と発表した。ユーロ相場はこれまでのところ同発表に反応薄。
<07:35> きょうの予想レンジはドル82.70─83.50円、ポジション調整でユーロ買い戻しも
ドル/円は83.15円付近、ユーロ/ドルは1.3380ドル付近。ユーロ/円が111.20円付近。
きょうの予想レンジはドル/円が82.70―83.50円、ユーロ/ドルが1.3320―1.3420ドル。ユーロ/円が110.60―111.80円。
23日のニューヨーク外国為替市場では、ドルが幅広く上昇した。北朝鮮が韓国の延坪島を砲撃したことを受け、ドルの安全逃避先としての魅力が高まったほか、アイルランドの債務危機の波及懸念がユーロを押し下げた。
きょうは「あす、米国市場が感謝祭で休場となることもあり、前日大幅に売られたユーロや資源国通貨がポジション調整で巻き戻される可能性もある」(外為アナリスト)という。ただ、前日、欧州株、米国株等が下げ幅を拡大したため、きょうのアジア株市場が軟調な推移となることも予想され、「株価次第ではリスク回避志向が一段と強まり、ユーロ/円がさらに下落する可能性もある」(同)との見方も出ている。
(東京 24日 ロイター)
全スポットレート(ロイターデータ)FX=
アジアスポットレート(同)AFX=
欧州スポットレート(同)EFX=
クロス円レート(同)JPYX=
クロス円の時系列レート(同)JPNUJPNXJPOAJPOD
通貨オプションFXVOL
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スポットレート(RTFX)FX=RTFX
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