インフルエンザ 全国流行へ
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インフルエンザ 全国流行へ

12月10日 15時26分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

インフルエンザの患者が北海道や九州、それに関東を中心に増え、国立感染症研究所は、全国的な流行に近づいているとして、ワクチンの接種や手洗いなど予防策の徹底を呼びかけています。

国立感染症研究所によりますと、今月5日までの1週間に全国およそ5000の医療機関から報告されたインフルエンザの患者は、北海道や九州、それに関東を中心に、前の週よりも1200人余り増え、3333人に上りました。増加率は今シーズンに入って最も大きく、1つの医療機関当たりの患者の数は0.7と、全国的な流行の目安とされる「1」に近づいています。これまでに検出されたウイルスは、A香港型が最も多く全体の69%を占め、去年流行した新型インフルエンザは27%にとどまっているということです。国立感染症研究所の安井良則主任研究官は「来週には全国的な流行と判断される状況だ。タイプの違う2つのウイルスが流行しているので十分注意してほしい」として、ワクチンの接種や手洗いなど予防策の徹底を呼びかけています。