夫婦で年収700万円なら豊かな家庭では?
内藤さん:海外で働いたり、ホテルで働いたり……と非常に器用な方なんですね。今、彼は年収200万円くらいということですが、G子さんは年収500万円。2人合わせて700万円ありますので、世の中一般から見たら豊かな家庭ですよ。
彼がこのまま派遣の仕事を続けるとか、仕事ナシという最悪の状態を想像しても、困る話ではないかと思うのですが……。何かやりたいことがあるとか、もっとお金に余裕がほしいとか、理由があるのですか?
G子さん:えーと……、周り見ると私のようなケースの人がいないので、どうしても比較してしまうんです。知り合いの女性たちは、旦那さんの収入だけで家計をやりくりしていて、自分の稼ぎはすべて貯金に回しているのです。
内藤さん:それはすごいですね……。年間300万とか400万とか貯金しちゃうわけですか!?
G子さん:はい。特に前職でそういう夫婦が多かったです。会話の中で、ちらりとそういうお金の話が出るときがありました。
結婚って、旦那さんがたくさん稼いで、妻はがっしり貯めるものなのかなあと想像していました。それに比べて私は……って思います。自分が稼ぎ頭になって、旦那さんになる人はそれほど収入がないとなると、焦るというか不安というか……。
激務で体を壊しかけている夫を辞めさせることができたけど、なかなか次の職場が見つからない彼。結婚後の生活が不安で年収アップのための転職をするものの、周りの夫婦と比べると不満が残るG子さん。将来のリスクを下げるためにも、もっと2人の収入を上げなくてはと思っているが……。次回に続く。
G子さんプロフィール
29歳、正社員。今年転職をした。年収は約500万円(転職前は約440万円)。貯蓄額は約190万円。
<毎月の出費> | |
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家賃:9万2000円 食費:2万4000円 外食費:1万円 携帯料金:1万8000円 旅費・レジャー費:5000円 服飾費:8000円 |
化粧品代:4000円 美容費:3000円 その他交際費:2000円 医療費:4000円 その他:1万円 貯蓄:3万円 |
■5年後、10年後の自分は?……5年後の自分は、幼児の子育てをしながら時短勤務。10年後の自分は、小学生の子育てをしながら、時短をやめ引き続き正社員として勤務。
■悩み……結婚予定の彼が30代後半で転職活動がうまくいかず、1年近く失業しています。この先、きちんとした就職先が見つかるかわからず、生活費+出産時の貯金+住宅購入のための貯蓄をしていかなければなりません。今から3年後以降に出産を考えていますが、出産時に私の収入が途絶えるので、どの程度の貯金をしておくべきか、また産休中夫にはパートでどの程度の収入を得てもらえれば無理なく出産できるかが知りたいです。また住宅もなるべく早いうちに賃貸から購入へシフトしたいのですが、時期的にはいつごろがいいか(いくら貯めてから買うべきか)を知りたいです。
結婚、出産、転職、留学、独立などなど、アラサー女子には人生の転機がいっぱい。そして、お金の悩みもいっぱい……。そんな悩みに、目先の幸せではなく、将来を見据えたマネープランと人生設計をアドバイスします。
<こんな方はご相談ください>
結婚、出産、転職、会社を辞めての帰郷、起業、出産、結婚などの転機を経て、収入や資産設計、働き方に不安を感じている女性。または、このような転機を迎える前に不安を感じている女性。
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