会議概要一覧

新宿町会連合会 定例理事会 会議概要

2010年11月定例理事会

出席者
四 谷: 大熊 宮内 箪笥町: 大崎 甲野 奈須野 榎 町: 中村 松本 松永
若松町: 大塚 露木 大久保: 大浦 山本 吉田 戸 塚: 福本 原田
落合一: 前田 落合二: 森山 柏 木: 津田 日南田
西新宿: 高倉 廣川 区役所: 安田    

司会進行:津田副会長

会長あいさつ

皆さん、こんにちは。本日はお忙しい中、新宿区町会連合会定例理事会に出席いただきましてありがとうございます。

先週の区町連の研修親睦会はお疲れ様でした。ちょうど一週間が経ちました。各地区から多くの参加をいただきましてありがたく思っております。今回は、落一の前田会長に新しく厚生部に入っていただき、バスの中でのにこやかでユーモアのある進行、お疲れ様でした。おかげさまで楽しく過ごせました。また、この研修の責任者である津田会長、毎年、意義のある研修を企画していただきありがとうございます。

エフピコのリサイクル工場の見学は、私も初めて見学いたしましたが、食品トレーは洗ってから回収に出さないと工場がたいへんだということを改めて認識しました。意義のある研修だったと思います。厚生部の津田会長・前田さん・日南田さん、ありがとうございました。

さて、区長選の告示が7日に迫ってきました。前にもお話しをさせていただいたことがありますが、私が心配していますのは、投票率です。昨日の公開討論会には300人以上の来場者があったとのことですが、ここにいらっしゃる地域の代表のみなさんの一声運動で、ぜひ投票に行くようにお声かけをお願いいたします。

それでは今日もよろしくお願いいたします。

地域文化部長あいさつ

いつもお世話になっております。10月30日の台風につきましては、地域でそれほど被害がなかったようです。区といたしましては、30日は各出張所に3名ずつ残りまして、全庁で90名の体制で万が一に備えておりましたが、台風が早々に縮小化して事なきを得ました。

また、研修親睦会では勉強をさせていただきました。エフピコで習ったのは、楊枝のささる食品トレーがリサイクルできて、ささらないものはリサイクルできないという簡単な見分け方が印象に残りました。茨城のアサヒビールの工場では、ビールを作るのはたいへんだなということと、美味しいビールの注ぎ方を勉強しまして自宅でやってみましたが、なかなかうまくいかないなと思いました。当日は本当にありがとうございました。

行政等からの連絡

(1)新宿区長選挙公開討論会について(お礼)

(社)東京青年会議所 新宿区委員会 有賀委員長
有賀委員長: 先ほど大崎会長からお話がありましたとおり、新宿区長選挙公開討論会が昨日無事に開催することができました。皆様方のお陰をもちまして、箪笥区民ホールの300余名の座席が満席状態で討論会を開催することができました。ありがとうございました。
特に大久保地区からは30名の皆さまにバスをご用意いただいて来ていただきました。本当に感謝いたしております。引き続き皆様方のご協力をよろしくお願いいたします。
我々青年会議所も公開討論会を開催することが目的ではなく、やはり投票率を上げることを目的として活動しております。投票日の14日までインターネットで公開討論会の模様を配信する予定ですが、その他のPRも通じて投票率を向上させるよう努めてまいります。皆さま本当にご協力ありがとうございました。

(2)健康診査の受診について

杉原 健康推進課長

資料に基づいて説明がありました。

新宿区の健診の受診率は甚だ低く30%に満たない状態です。ぜひ皆さん受診してください。

ポスターは11月12日頃に町会長宛てにお送りします。12月22日頃まで掲示板への掲示をお願いいたします。健診を受けるにあたっては健診票が必要で、対象となる方には既に6月と9月にお送りしておりますが、紛失された方はお電話いただければすぐに再発行いたしますので、健診係までご連絡ください。

津田副会長: 東京から離れた場所では、健診車による集団健診をおこなっているところもあるようですが、そのようなことは新宿区では考えていませんか。
健康推進課長: 地方では、そのようなマンモグラフィー車やレントゲン車による集団健診を行っていますが、新宿区では健康センターと保健センターとお近くの診療所で受診できます。診療所の一覧もお送りしていますので、ぜひお近くの診療所等で受診していただきたいと思います。
津田副会長: そのような方針なんですが、実際にはそれでは面倒くさくて行かない、忙しくて行かないというような理由で、いつまでたっても30%以下なのではないかと思います。ですから何らか方法を考えていただきたいと思います。例えば地域センターの多目的ホールで日曜日に一日中受診できるとか、強力な方法を具体的に考えていただきたいと思います。

(3)東京都における不健全図書の現状について

東京都 青少年・治安対策本部 浅川 青少年対策担当部長

資料に基づいて説明がありました。

青少年対策
担当部長:
このような不健全な漫画本が、子どもが自由に手に取れるという現状がおかしいということを、ぜひ地域の声としてあげていただければと思います。
奈須野理事
(箪笥地区):
私達の知っている限りでは、写真や映画は取締りがされていると思いますが、漫画に関しては取締りは全くないのでしょうか。
青少年対策
担当部長:
不健全図書として指定されている図書のほとんどが漫画です。現在の条例で規制されている漫画に関しては成人コーナーに陳列して青少年には売らないということになっています。
現行では性的感情を刺激するものという基準の観点では規制できるのですが、今皆さんにご覧いただいた漫画のような、今回の条例改正案に盛り込んでいる図書に関しては、新たに基準を設けないと取り締まることはできません。
奈須野理事
(箪笥地区):
ぜひ取り締まるような条例にしていただきたいと思います。
私が考えますには、もっと根本的な環境が大事だと思います。町会長に依頼されるよりも、全般的な市民の家庭の教育、環境が大切だと思います。たとえば、時間の観念が今はありません。夜、子どもが家を抜け出しても親は分からなかったりします。また夜起きても行く場所があるのです。コンビニやいろいろなところが開いています。
昔は夜出歩いているのは泥棒だけだったわけですが、今は他人が寝ている時間でも平気で大騒ぎをするような環境です。夜は11時ごろですべて閉まってしまい、朝もゆっくり7時8時ごろから商売を始めるというような、そんな形はとれないのか、もう一度考えるべきだと思います。いつまでも取り締まるだけでは枝葉のことしか考えていないように思います。条例と併せて各家庭への教育もお願いしたいと思います。
学校での道徳の時間も見てきましたが、まるで社会の授業のようでした。何が良くて何が悪いかということをもうちょっと教えてほしいと思いました。
やはり環境からもう少し改善してほしいと思います。
青少年対策
担当部長:
東京都の条例の中では、青少年の深夜外出は規制されているのですが、実際にどれだけ社会や各家庭で守られているかというと問題があると思います。心の東京革命の中でも、親御さんの教育・しつけの大切さに関して、地味ですが進めています。これからもがんばっていきたいと思います。
中村会計
(榎町地区):
不健全図書類の指定の流れという資料についてですが、私も以前育成会にかかわっていましたので不健全図書の調査をさせていただきました。調査のために本を購入してから指定されるまで非常に時間がかかるのです。指定を受けて本屋やコンビニに行くときには全て完売していてもうないという状態です。ですから、指定のための期日をもう少し早められないかと思うのです。今の状態では効果がないと思います。 先ほども話が出ていました性教育についてですが、性教育とは心の教育だと思うのです。性のことだけでなく心の教育をしなくてはならないので、それは家庭が基本だと思います。今、家庭の教育力というものが非常に低下している中で、本当に家庭に任せておいてできるのかどうか。地域の協力も同じように、一生懸命やっているつもりでもやはり昔とは現状が違うのです。家庭の教育力でどのくらいまかなっていけるかというと、あまり期待はできないと思います。
また、回覧していただいた漫画本は、どれも不健全図書に指定していただきたいと思います。女性を性の商品化しているという人権的な面からももう少し考えるべきだと思います。子どもたちを本当に健全に安心して育てられる環境を作り上げていく必要があると思います。確かコンビニではローソンだったでしょうか、成人向けコーナーが無くそのような雑誌を置かないというお店がありました。その時にすごく子どもに優しいお店なんだなと思いました。ですから、ぜひそのようなお店や本屋さんを奨励していただいて『子どもに優しいお店』というように啓発できないものかと、そのようなことを感じました。
大崎会長: 9月7日の定例理事会で皆さん方にはお話したのですが、実は9月1日の東京都町連の理事会がありまして、自民党との意見交換がありました。その終わった後浅川部長がお見えになり、今こんなものが問題になっているのだと聞きまして、初めて見てびっくりした次第です。これはとんでもないと、では7日の区町連で皆さんにお見せするからとその漫画の本を借りてきて、ここで皆さんにお見せしたという経過があります。 要は、これをどうするかという皆さんの意見は、要望書を出してはどうかということです。
私が以前からおかしいと思っているのは、先ほどの浅川部長の話では2月に話が出ていたということですが、都町連に話が来たのは9月1日です。遅いです。そういうものはもっともっと早く話をほしいです。そのために東京都町会連合会の理事会があるのですから。都からの話はいつも遅いです。 このようなことは、もっともっと早くするべきで、東京都の町会連合会では、色々な意見の町会長もおりますが、私は9月1日に聞いたときから、すぐにどうにかしなくてはいけないと思いました。新宿区の会長さんたちはみんな同じ思いです。
新宿区町会連合会としては東京都知事と都議会議長宛に、皆さんの賛同を得られれば別紙のように要望書を提出したいと思います。

(4)平成22年度歳末・地域たすけあい運動の協力依頼について

新宿区社会福祉協議会 金子事務局長

資料に基づいて説明がありました。

その他3件のチラシについても周知と掲示をお願いします。

金子事務局長: 11月の各地区町連に説明に伺います。資材については11月中旬にお送りします。運動期間は12月1日より12月31日まで。募金の受払いとポスターの掲示をよろしくお願いいたします。
これまでは、小地域福祉活動費として赤い羽根共同募金の8%をご希望の町会さんにはお戻ししておりましたが、今年からはこれがなくなりまして、歳末・地域たすけあい運動の募金額の10%を小地域福祉活動費としてご希望の町会さんにはお戻しいたします。
また、地域ささえあい活動助成金の申し込みについてですが、22年度より町会自治会による地域福祉の視点が盛り込まれた事業について、新たに助成制度を設けさせていただき、既にいくつか助成させていただいています。前年度の募金総額の10%を限度に助成させていただきます。事業の提案がありましたら社協の地区担当までご相談ください。提案が多くなりますと、金額に限りがあり収まらなくなりますので、何らかの基準を設けようと今考えているところです。できるだけいい形で活用していただくことを目指して、助成金が活かされるようにと社協も一緒に考えながら進めていきたいと思っています。
奈須野理事
(箪笥地区):
助成対象団体として、主として区民を対象とした取組みとなっていますが、町会の活動が基本ではないかと思います。助成の対象にならないものとして飲食がすぐにあがってきますが、普通にお茶とお茶菓子程度でいかにして多くの地域の皆さんとお話しするかが町会活動の始めなのですが、このための助成は難しいということでしょうか。
金子事務局長: 町会でサロン活動をされる場合、例えば引きこもりがちのお年寄りに声をかけていただいて、「ちょっとお話にいらっしゃいませんか」「一緒に折り紙でも折りませんか」というようなサロン活動には、お茶代も対象になります。
津田副会長: 町会自治会の事業で提出されているのは、これまで箱根山駅伝のアーチの費用、落一の50周年記念事業の会場費、柏木では6町会の盆踊りの電気の部品と備品等があります。12月にまた検討会議がありますので、折り紙のサロン活動も出しておきたいと思います。区町連からは、今西会計と私が審査委員として出ていて、私が委員長をさせていただいています。今現在、70件くらい提出されているのでしょうか。
金子事務局長: 現在、7割程度申請されています。町会自治会に関しては募金総額の10%が上限ですので、約150万円が上限となる予定です。
津田副会長: 早く出したもの勝ちという感じでしょうか、22年度から始まった事業です。

議事

(1)東京都及び都議会に対する不健全図書に関する要望書提出について

大崎会長

賛成多数で承認されました。

津田副会長: では、(案)の字を消してください。日付は今日の11月2日付けで提出いたします。

報告事項

(1)平成22年度全国自治会連合会大分日田大会に参加して

大崎会長

10月7日に行なわれた平成22年度全国自治会連合会大分日田大会に出席してまいりました。大会は、全国から町会・自治会の皆さんなど、約700名の関係者が一同に集まり、盛大に行なわれました。

また、今大会は、全国自治会連合会が創立25周年記念を迎えることから記念大会として開催され、大変多くの方々のご協力のもと、全国の皆様との親睦をはかり、また交流を深め、有意義な時間を共有することができたことを大変うれしく思っております。私と一緒に行って頂いた村松力さん、とてもお世話になりました。この場でお礼申し上げます。かなりの重労働だったと思いますが、最初から最後までお世話になりました。ありがとうございました。

講演会では東京学芸大学教授の大石学教授より『江戸の地域力』-自治と教育-ということで、現代人が忘れかけている地域自治のあり方を、江戸時代をヒントに学ぶことができました。大石教授はNHK大河ドラマ『新撰組』『篤姫』『龍馬伝』、土曜時代劇の時代考証も担当しているようで、私も教授の講演内容におおいに勉強させていただきました。 この大会を通して、区町連並びに都町連の会長として住民自治のさらなる発展と未来に誇れる地域社会の創造に努力していきたいと思います。 来年は福島県で行われる予定です。

(2)平成22年度区町連研修親睦会について

厚生部・津田副会長

10月26日、エフピコ関東リサイクル工場、アサヒビール茨城工場の見学と、お昼は山水亭に行ってきました。今年は、見学箇所を絞ってゆっくりと見学しました。来年度の検討にも取り掛かっていますので、どこか良い見学先がありましたら厚生部(津田副会長・前田理事・日南田理事)にお知らせください。

その他

(1)新宿区町連HP維持管理費について

事務局
維持管理費内訳
  1. サーバレンタル代(情報を蓄積・発信するコンピューター)…3,150円
  2. ドメイン維持費(インターネットに接続する維持費)…2,980円
  3. 更新及びサポート料…216,000円
  4. 合 計……222,130円

(ドメイン維持費値下がりのため、昨年度より380円安くなります。)

全員賛成で承認されました。

事務局: このホームページの閲覧件数は、大体一日30件くらいで、日本全国より見ていただいています。
大崎会長: このような経費は東京都の地域の底力推進事業として補助金をもらうことはできないでしょうか。
事務局: では来年度、対象になるかどうか相談してみたいと思います。

事務局からの連絡

  1. 12月の理事会
    日 時:12月7日(火)午後2時30分~
    場 所:本庁舎 5階 大会議室
    会場が変更になりました。開始時刻は2時30分です。
  2. 1月の理事会
    1月の理事会は休会です。
  3. 2月の理事会
    日 時:2月1日(火)午後2時00分~
    場 所:本庁舎 5階 大会議室
  4. 平成23年新宿区町会連合会主催『新春懇親会』
    日 時:平成23年2月2日(水)午後6時~ (予定)
    場 所:京王プラザホテル エミネンスホール

資料の配布

日本経済新聞・10月20日付記事『選管委員の報酬 日額制に変更へ』
「区の町会連合会からの陳情を受けこのほど条例を改正した。」と掲載されている。

閉会あいさつ(大浦副会長)

皆さん、たいへんお疲れ様でした。先ほどから話に出ています区町連の研修親睦会、とても良かったと思います。昨年の銚子も良かったですが、今年も良かったと思います。エフピコ関東リサイクル工場の見学がとても印象に残っています。その1つは、アルミ缶のリサイクル率は90%以上、スチール缶やペットボトルは80%以上だそうですが、この食品トレーに関しては17~18%しか回収されていないそうです。その実態を見せてもらいました。この会社は当初はオートメーションでやっていたそうですが、今は全部手作業でやっているそうです。そしてその次に感心したのはこの手作業をするにあたりまして、障害者を積極的に雇用していて、全体の10%近く障害者を雇用していて日本一だと言っていました。障害者を雇用するとまず1番に両親がとても喜びます。2番目に本人がやる気を出して自信を持ちます。3番目に障害者を雇用してもしマイナス面が出た場合は国が援助してくれるのだそうです。そういうことでこの会社は日本一の障害者雇用の工場だそうです。いい勉強をさせてもらいました。改めて厚生部の皆さん、ありがとうございました。

以上を持ちまして、11月の新宿区町会連合会定例理事会を終わります。ありがとうございました。