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最終更新:2010年12月4日(土) 2時22分

都の改正案、漫画家ら「表現の規制だ」

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 子どもへの過激な性行為を描いたマンガやアニメの販売などを規制するための東京都の青少年健全条例の改正案について、改正案に反対する漫画家や有識者らが「表現の規制だ」と訴えました。

 「表現の全体に対して危険な条例であると言うことをはっきり申し上げたい」(漫画家 竹宮惠子さん)

 漫画家の竹宮惠子さんは、このように述べ、「表現の規制につながる」と改正案への反対を訴えました。この条例は、6月の都議会で民主党などの反対で否決されていますが、先月30日の都議会に再提出され、今月15日に議会で採決される予定です。

 また、会見で出版関係者は「不健全図書が野放しになっている実態はない。出版の自律的な取り組みに任せてほしい」と強調しました。

 一方、この改正案に賛成する都内のPTAの代表者らが石原都知事と面会し、「子どもたちを守るために環境整備を」と改正案の成立を要望しました。(03日19:11)

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