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保守の敵は朝鮮人ではない

私はずうーーーっと左翼はバカなのだと思ってきた。こんな簡単なことがなんでわからないんだろう??なんてバカなんだろう??西部先生の本でも読めば、すぐにわかるのに、平和だの人権だのいいつのる。なんで気づかないんだろう??

で、安倍さんがマスコミにイジメにイジメぬかれ、大敗した参議院選のあと、もう黙ってはいられない!なにか会でも立ち上げるぞ!と思って、初めてインターネットをさわった。

左翼は日本人のフリをした朝鮮人だと書いてあった。今までの疑問がドミノ倒しのように解けた。こいつらバカではなかったんだ、計画的だったんだ。バカなのは私の方だった。それと同時に英霊に申し訳ないという思いが湧いてきた。うちのおじいちゃんは26のとき戦争で亡くなった。私はもう十分納得できる人生を送らさせてもらった。もう十分だと心の底から納得して、自分も参戦しようと思い、すぐさま運動に飛び込んだ。

いや、左翼はほとんどが日本人だよという人もいる。確かにそうだろう。でも朝鮮人も少なからずいる。奴らは議論をしようともしないし、自分のしていることの後ろめたさについて気づいているはずである。ともかく私の長年の謎は解けたのだ。だって今どき、共産主義の怖さについて理解していないはずなかろうて。

その頃、師匠がアメリカのことばかり書いているので、ちょっと疑問に思ったこともあった。なんで師匠はアメリカのことばかり書くのだろう? いや、師匠がいつも言ってるのは、アメリカのことではなくて、アメリカニズムのことなんだけどね。運動に飛び込んで、私の気持ちは一瞬、師匠から離れたこともあったのだ。

でもとにかく、師匠は構造改革のとき、一人で反対していた人だ。商売保守ではない。あのとき商売保守どもは口をつぐむか、少なからず賛成の意を表明していた。師匠はなんの利益もないのに反対していたわけだ。いや、なんの利益もないとは言い切れないかもしれない。少なくとも師匠は長期的には利益に結びついたのかもしれない。短期的利益に飛びつき、流行の言論をまくしたてるというのが商売言論人の性である。

運動を始めたとき、保守がいっぱいいることに嬉しくなった。小躍りした。本人が保守だというから保守なのだろうと単純に思った。

しかし、運動をして行くにつれて、保守の実態がみえてきた。その人たちは保守ではなく、ただの反左翼であることも次第にわかってきた。アンチとはアンチでしかないので、破壊はできても創造は難しいだろう。アンチ左翼を言っている本人がアメリカニズムにどっぷり浸っているサヨクなのだから、同類項でしかないわけだ。構造改革で日本が迷走したのも、これと同じ原理である。あの構造改革の興奮は同類項がそこでまとまったから起こりえたのだ。

師匠は正しかった。師匠がアメリカニズムについて口酸っぱく言うのは、天性の洞察力と保守思想への深い理解からだったのだ。保守を掲げる我々の敵はアメリカに洗脳された大多数の日本人であり、朝鮮人ではない。大多数に蔓延するアメリカニズムなのだ。このことがわかる人が私の本当の同志である。

ま、今のところ目指す方向は同じだから共闘するけどね。

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