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  2008年 第55回春季東北地区高校野球県大会

花巻東、逆転弾でV 高校野球春季県大会 2008.5.28

 第55回春季東北地区高校野球県大会最終日は27日、大船渡市営球場で決勝と3位決定戦を行い、決勝は花巻東が28年ぶりの優勝を狙った福岡に2−1で逆転勝ちし、11年ぶり2度目の優勝を飾った。

 花巻東は福岡に1点を先制された直後の8回裏二死三塁から中村有哉(3年)が右越え本塁打を放ち、2−1と逆転。先発斎藤研志郎(3年)、菊池雄星(2年)の継投で接戦を制した。

 3校目の東北大会切符を懸けた3位決定戦は、久慈東が5回まで毎回の犠打で得点圏に走者を進める手堅い攻撃で小刻みに得点。地元沿岸南地区開催で快進撃を見せた高田を5−2で下した。

 第1代表の花巻東は4年ぶり3度目、第2代表の福岡は28年ぶり3度目、第3代表の久慈東は初の東北大会進出。東北大会は6月12日から5日間、山形市などで開催される。組み合わせは6月5日に決まる。

 夏連覇へ一直線 花巻東

 これが昨夏の甲子園出場校の底力だ。0−1と先制を許した直後の8回裏二死三塁、花巻東の中村有哉(3年)が振り抜いた打球は高々と右翼へ舞い上がった。「抜けてくれ」と願った打球は美しい放物線を描き、外野フェンスを越えた。11年ぶりの春王者を決める逆転2ランだ。

 相手主戦の鈴木大志(3年)は「内角を突く直球が甘く入った」と悔やむが、実は投球フォームに入った瞬間に、中村はベース寄りから離れるように打席内で動いていた。監督が指示した「バックステップ」だ。

 11三振を奪われるほど苦しんだ内角速球。自分が打席内を動くことで「甘いコース」に変えた。中村は「打ったのは真ん中高めの直球。積極的に振ることができた」と充実した表情だった。

 高い技術があればこその打撃。それを0−1で追う決勝の終盤で鮮やかにやってのけた3番打者は「目標は春ではなく夏。甲子園の決勝で勝つまでは心から喜べない」と言い切った。

 高い目標がチームを突き動かした。好投した斎藤研志郎(3年)は「打線が点を取ってくれると信じて投げていたが、逆転本塁打にはびっくりした」と勝利を喜ぶ一方で、「センバツ甲子園に出場した一関学院を見たときの悔しさが消えない。その思いを大会でぶつけた。春夏の県大会を連覇して2年連続甲子園出場を目指す」と表情を引き締めた。昨夏の県覇者にとっては「通過点」にすぎない春の栄冠。佐々木洋監督は「これから戻って練習です」と言い残して、球場を後にした。(村上)

【写真=決勝戦 福岡−花巻東 8回裏花巻東2死三塁、中村(左)が右越えに2−1とする逆転本塁打を放ち、ナインに迎えられる。左から2人目は3走後藤=大船渡】

▽決勝 3位決定戦
【大船渡】
花巻東2−1福岡
【大船渡】
久慈東5−2高田


福岡と花巻東が決勝へ 高校野球春季県大会 2008.5.27

 第55回春季東北地区高校野球県大会第4日は26日、大船渡市営球場で準決勝2試合を行い、福岡と花巻東が決勝に進出し、東北大会(6月12―16日、山形市ほか)の出場権を獲得した。福岡は優勝した第27回大会(1980年)以来28年ぶり3度目、花巻東は準優勝した第51回大会以来4年ぶり3度目の決勝となる。

 福岡は山内慎樹(2年)が3打数3安打で全打点を挙げて、地元沿岸南地区開催で快進撃を続けた高田を3―2で振り切った。山内は初回と三回はともに左翼線に適時二塁打、五回には左越え本塁打を放った。

 花巻東は初回に猿川拓朗(2年)の左中間二塁打などで3点、二回にも3点を挙げて試合の流れをつかみ、9―3で久慈東を下した。

 最終日の27日は大船渡市営球場で3位決定戦と決勝を行い、東北大会出場3校が出そろう。

【写真=準決勝 高田―福岡 5回裏福岡2死、山内が左越え本塁打を放ち、3―0と突き放す。捕手河野、球審菅原=大船渡】

▽準決勝
【大船渡】
福  岡3―2高  田
花巻東9―3久慈東


準決勝水入り¥延 高校野球県大会 2008.5.26

 第55回春季東北地区高校野球県大会第4日は25日、降雨のため、大船渡市営球場で行う予定だった準決勝2試合を26日に順延した。

 市内は前日夜から雨が降り続き、球場のグラウンドがぬかるんだ状態だったため、大会本部は午前8時半に雨天順延を決定した。大会日程が1日繰り下がるが、試合開始時刻などに変更はない。

 26日は大船渡市営球場で行う準決勝第1試合が高田―福岡(開始予定10時)、第2試合は久慈東―花巻東(同12時20分)。決勝進出校は東北大会(6月12―16日、山形市ほか)出場権を獲得する。

 決勝と3位決定戦は27日に同球場で行う。


4強決まる 高校野球春季県大会 2008.5.25

 第55回春季東北地区高校野球県大会第3日は24日、大船渡市営球場と釜石市・平田公園球場で準々決勝4試合を行い久慈東、高田、福岡の公立3校、私立の花巻東がベスト4に進んだ。サヨナラ勝ちが2試合、延長1試合と激闘が続いた。

 4年ぶり2度目出場の久慈東は3―2で昨秋県大会優勝の盛岡四にサヨナラ勝ちし、初めて4強進出。昨夏甲子園出場の花巻東は、夏の県大会決勝で争った専大北上に3―2で逆転サヨナラ勝ちした。

 地元沿岸南開催で勢いに乗る高田は延長11回8―5で盛岡市立を下した。福岡は7―1で盛岡工を圧倒した。

 第4日の25日は大船渡市営球場で準決勝2試合を行い、東北大会(6月12―16日、山形市)に出場する3校のうち、2校が決まる。

【写真=盛岡四―久慈東 9回裏久慈東1死二塁、大畑の右越打で石崎がサヨナラのホームに滑り込む。(10)は次打者堀米、捕手藤野=釜石】

▽準々決勝
 【大船渡】
高田 8−5 盛岡市立
(延長11回)
福岡 7−1 盛岡工
 【釜石】
久慈東3−2盛岡四
花巻東3−2専大北上


夏シード8校決まる 高校野球春季県大会 2008.5.24

 第55回春季東北地区高校野球県大会第2日は23日、大船渡市営球場など4球場で2回戦8試合を行い、夏の岩手大会のシード8校が決まった。4年ぶり2度目出場の久慈東が3−2で秋季東北大会4強の盛岡大附を下した。

 注目の私立対決は昨夏県大会準優勝の専大北上が5−4で今春のセンバツ大会に出場した一関学院に競り勝った。昨夏甲子園に出場した花巻東は水沢工に11−1の5回コールドで大勝。

 秋の県大会を制した盛岡四は延長12回、5−4で前回準優勝の盛岡中央を振り切った。盛岡市立は昨秋の県大会4強の軽米に5−4で逆転サヨナラ勝ちし、高田は秋8強の千厩に2−1で競り勝った。盛岡工は久慈に6−1、福岡は黒沢尻北に9−1の7回コールドで勝った。

 第3日の24日は、大船渡市営球場と釜石市・平田公園球場で準々決勝4試合を行う。

▽2回戦
 【大船渡】
盛岡工   6−1 久 慈
盛岡市立 5−4 軽 米
 【高田】
高 田 2−1 千 厩
福 岡 9−1 黒沢尻北
(7回コールド)
 【釜石】
盛岡四 5−4 盛岡中央
(延長12回)
久慈東 3−2 盛岡大附
 【大槌】
花巻東  11−1 水沢工
(5回コールド)
専大北上 5−4 一関学院


福岡コールド発進 高校野球春季県大会 2008.5.23

 第55回春季東北地区高校野球県大会第1日は22日、大船渡市営球場など4球場で1回戦12試合を行い、最多39度目出場の福岡は打線が爆発し9−1の7回コールドで宮古を下した。

 昨秋の県大会を制した盛岡四は延長11回、宮古商に3−2でサヨナラ勝ち。8年ぶりの県大会出場となった盛岡一と、初出場の釜石は初戦を突破できなかった。

 私立勢は盛岡大附が2−1で花巻南に競り勝ち、花巻東は9−2の7回コールドで宮古工を退けた。一関学院は4−0で北上翔南に勝利した。

 第2日の23日は大船渡市営球場など4球場で2回戦8試合を行う。

【写真=宮古−福岡 1回裏福岡2死二塁、中道が左越え本塁打を放ち、4−1と突き放す。捕手立花=高田】

▽1回戦
 【大船渡】
久 慈   6−0 金ケ崎
盛岡工   5−0 花 泉
盛岡市立 7−0 住 田
(7回コールド)
 【高田】
高 田  6−2 遠 野
軽 米 10−8 盛岡一
福 岡  9−1 宮 古
(7回コールド)
 【釜石】
盛岡四  3−2 宮古商
(延長11回)
久慈東  2−0 釜 石
盛岡大附 2−1 花巻南
 【大槌】
水沢工  5−4 福岡工
(延長10回)
花巻東  9−2 宮古工
(7回コールド)
一関学院 4−0 北上翔南


白球に熱込めて 春季高校野球県大会開会式 2008.5.22

 第55回春季東北地区高校野球県大会の開会式は21日、大船渡市営球場で行われた。県内8地区の予選を勝ち抜いた代表28校の約560人が力強く入場行進。初出場となる釜石は笑顔を広げながら、グラウンドを力強く踏みしめた。選手たちは22日から始まる熱戦に向けて気持ちを高めた。

 県高野連の池田博男会長(盛岡工校長)は「緊張あふれる公式戦を1試合でも多く戦えるように、各チーム頑張ってほしい」と激励。高田の河野義希主将が「練習を重ねた仲間を信じ、野球ができる喜びや感謝の気持ちを忘れず、全力でプレーする」と宣誓した。

 22日は同球場、陸前高田市・高田松原球場、釜石市・平田公園球場、大槌町・大槌ふれあい運動公園球場の4会場で1回戦12試合を行う。順調に日程が進めば、26日に決勝戦が行われる。上位8校は夏の岩手大会シード権を獲得し、上位3校は東北大会(6月12−16日、山形市ほか)に出場する。


夏前哨戦、28校いざ 春季高校野球県大会 2008.5.21

 第55回春季東北地区高校野球県大会は21日に大船渡市営球場で開会式を行い、翌22日から5日間、県内8地区の予選を勝ち抜いた28校が熱戦を繰り広げる。沿岸地域で開催される今年は大船渡市営球場、陸前高田市・高田松原球場、釜石市・平田公園球場、大槌町・大槌ふれあい運動公園球場の4会場を舞台に、春の県王座を争う。上位8校は夏の岩手大会シード権、上位3校は東北大会(6月12−16日、山形市ほか)の出場権が与えられる。出場校の戦力を紹介する。

 盛岡地区

 盛岡一は昨秋の10年ぶりとなる県大会出場に続き、8年ぶりの「春」。古豪復活に向けて菊池、多田の両右腕が鍵を握る。盛岡大附は190センチの長身左腕鴇田と最速144キロの右腕多田を擁する。走攻守そろった1番伊藤ら打線も強力だ。盛岡工は上位打線の振りが鋭く、3番中島健と4番太野が勝負強い。俊足強肩の外野手がそろい、変化球主体で打ち取る主戦藤原をもり立てる。盛岡中央は主戦品川、橋本に完投能力があり、遊撃手の佐々木雄を中心に守備も安定。逆方向に打つ攻撃で流れに乗りたい。盛岡四は「打ち勝つ野球」を目指す。主戦中屋は練習試合など41戦で282イニング投げて防御率2・46の大黒柱だ。盛岡市立は高橋孝、浦部、林崎のクリーンアップが強力。球威のある佐藤昭、制球力が光る菅原、中山とタイプの違う投手陣で勝負する。

 花巻地区

 花巻南は多田大、宍戸の二遊間など守備が堅い。上位打線は5番まで左打者が続き、盗塁や犠打を絡めて得点を狙う。花巻東は技巧派左腕の高橋駿がエース番号を背負い、最速149キロの本格派左腕菊池も控える盤石の投手陣。中村を核に左打者8人が並ぶ打線も強力だ。遠野は今春、投手から捕手に転向した佐々木光が攻守の要。打っても4番を務め、ミートのうまい3番菊池光とともにチームを引っ張る。

 北奥地区

 専大北上は昨夏の県大会3本塁打の主砲中井が主将。主戦大和田は140キロを超える速球派。投打ともに選手層が厚い。北上翔南は犠打で手堅く1点を奪う野球が身上。スピードのある右腕菊池公、右横手の田鎖渉らの継投で相手打線を抑える。黒沢尻北は三浦、野沢、阿部と左打者が続く1−3番の出塁率が鍵。エースで4番の長沢、長打力のある伊藤、高橋慶につなぎ得点を狙う。水沢工は主将池田が切り込み隊長で、3番千田和は地区予選で本塁打を放った。主戦及川喬は166センチと小柄だが、左腕で三振が取れる。金ケ崎は地区予選1試合で14盗塁18安打をマークした俊足巧打の切れ目ない打線。後藤涼、米内、村上の中軸に期待がかかる。

 一関地区

 花泉は主戦及川歩のほか、小岩、佐藤啓、小野寺大も完投できる。小野寺和、高橋、千葉要ら中軸の得点能力が高い。千厩は打たせて取る元柏が主戦。練習試合などで261イニングを投げ防御率1・83と安定感がある。打線はつなぐ打撃を徹底する。一関学院は今春の甲子園メンバーを押しのけ、川原が4番を任された。センバツで緩急自在の投球を見せた阿部航が背番号1をつける。

 沿岸地区

 釜石は今春、釜石北と釜石南が統合し初の県大会出場となる。主戦高橋は代表決定戦を含む2試合を投げ抜き2失点。主将古沢は捕手で4番を務める攻守の要だ。高田は右横手投げの三浦、左腕山田、右の高橋、荒木と投手陣が充実。主将を務める捕手河野が持ち味を引き出したい。住田は敗者復活戦を勝って代表の座をつかんだ。主将泉田将、水野健、皆川ら足のある選手がそろい、創立60周年の節目の年に快進撃を誓う。

 沿岸北地区

 宮古は二塁手の主将安江を中心に内外野とも堅実な守備が光る。地区予選3試合のチーム打率は4割6分4厘を誇る。宮古商は主戦清水、前川ら投手陣が地区予選2試合を無失点で乗り切った。打線は漆田、糠盛が中軸を打ち予選計23得点とつながりがある。宮古工はミート打撃を徹底した粘り強い攻撃が持ち味。主戦阿部はコーナーを投げ分けて、打たせて取りたい。

 久慈地区

 久慈はサヨナラスクイズで県大会に進出。地区予選は工藤が投げ抜いたが、けがで出遅れた主戦柏崎も巻き返しを期す。久慈東は敗者復活戦を含む計3試合で失点わずか2。球威のある中村、制球力で勝負する堀米が二枚看板だ。

 二戸地区

 福岡は福岡中時代に全国優勝を果たした2年生5人が先発メンバーに並ぶ。3番山内はチーム1のスラッガーで、下位打線も長打力がある。軽米は兼田が投打の柱。小林、藤沢ら俊足選手が多く、走塁から攻撃の流れを呼び込みたい。福岡工は延長13回、5点を奪う逆転サヨナラ勝ちで第3代表をつかんだ。主将合川、柴田悠に長打力があり、チームは思い切りのいい打撃と走塁を徹底する。


bブロックに私立勢集中 春季高校野球県大会 2008.5.17

 第55回春季東北地区高校野球県大会(22―26日、大船渡市営球場ほか)の組み合わせ抽選会は16日、盛岡市羽場の盛岡工高で行われ、出場28校の対戦相手が決まった。今春のセンバツ大会に希望枠出場した一関学院など強豪私立5校と、昨年の秋季県大会を制した盛岡四が同一ブロックに入った。夏の岩手大会シード権が懸かる8強進出に向けて、公立勢一色の別ブロックとは対照的となった。

 組み合わせはbブロックに私立勢が集中。一関学院のほか、昨年夏の甲子園を経験した花巻東、昨年秋の東北大会ベスト4の盛岡大附、春夏で甲子園6度出場を誇る専大北上などがひしめく。私立勢は、勝ち進んでも準決勝までに直接対決する。秋王者の盛岡四も加わり「魔のブロック」となった。

 一方、aブロックは公立勢がしのぎを削る。昨年の秋季県大会4強入りの快進撃を見せた軽米は、8年ぶりに県大会出場の盛岡一と初戦。39度目出場となる福岡は、宮古とぶつかる。昨秋の県大会ベスト8の千厩は2回戦から登場。各校とも実力が拮抗(きっこう)しており、混戦が予想される。

 大会は22日から5日間、大船渡市営球場、陸前高田市・高田松原球場、釜石市・平田公園球場、大槌町・大槌ふれあい運動公園球場の4球場で熱戦を繰り広げる。上位3校は東北大会(6月12―16日、山形県)に出場する。

 開会式は21日午後4時から大船渡市営球場で行われ、高田の河野義希主将(3年)が選手宣誓する。


地区代表出そろう 春季高校野球予選 2008.5.13

 第55回春季東北地区高校野球県大会の地区予選は12日、沿岸南と沿岸北地区で2試合が行われ、住田と宮古工が県大会出場を決め、県内8地区の代表校が出そろった。

 住田は3―1で大船渡に勝利し3年ぶり9度目の県大会。宮古工は山田を12―3の7回コールドで下し、2年ぶり11度目の切符をつかんだ。

 秋、春の2季連続出場は28校中18校。春連続出場は1校増の15校となった。最多は福岡の39度目。盛岡一は8年ぶりに出場を決めた。

 県大会は21日午後4時から大船渡市営球場で開会式を行い、22日から5日間、同球場と陸前高田市・高田松原球場、釜石市・平田公園球場、大槌町・大槌ふれあい運動公園球場の4会場で熱戦が繰り広げられる。ベスト8に入ったチームは、夏の岩手大会のシード権を獲得。上位3校は東北大会(6月12―16日、山形市ほか)に出場する。


盛岡大附6年連続県大会 春季高校野球地区予選 2008.5.12

 第55回春季東北地区高校野球県大会の地区予選は11日、全8地区で19試合が行われ、盛岡大附、盛岡四、一関学院など18校が県大会に進んだ。

 昨秋東北大会4強の盛岡大附は4―2で盛岡商を下し、6年連続13度目、昨秋の県大会覇者で東北大会8強の盛岡四は6―0で盛岡南に快勝して4年連続12度目の出場。春のセンバツに出場した一関学院は一関一に9―2の7回コールドで勝ち、12年連続32度目の出場を決めた。福岡工は6―5の延長13回サヨナラで伊保内を破り4年ぶり11度目の切符をつかんだ。

 12日は、沿岸南と沿岸北地区で代表決定戦1試合ずつ行われ、代表28校が出そろう。


盛岡一8年ぶり県大会 春季高校野球地区予選 2008.5.11

 第55回春季東北地区高校野球県大会の地区予選は10日、全8地区で24試合が行われ、花巻東、花巻南、盛岡一、水沢工、金ケ崎、久慈の6校が県大会出場を決めた。

 昨夏甲子園に出場した花巻東は、花巻北を8―1の8回コールドで破り10年連続34度目の出場。花巻南は遠野に2―0と競り勝ち2年ぶり7度目の県大会切符をつかんだ。

 盛岡一は11―6で盛岡三を下し、8年ぶり16度目の県大会へ。久慈は昨秋県大会8強の久慈東に2―1のサヨナラ勝ちで5年連続28度目、水沢工は水沢を4―1で下し2年連続9度目、金ケ崎は14―2の7回コールドで水沢農に大勝し、4年連続6度目の県大会に進出した。

 11日は全8地区で19試合が行われ、代表18校が決まる。


黒沢尻工など代表決定戦へ 北奥地区予選 2008.5.10

 第55回春季東北地区高校野球県大会の地区予選は9日、北奥地区で3試合を行い、黒沢尻工、北上翔南、黒沢尻北が代表決定戦に進んだ。

 昨年県大会に初出場した北上翔南は6−0で水沢商を下した。

 10日は全8地区で計24試合を行い、地区代表6校が決まる。


福岡、軽米が県大会へ 春季高校野球 2008.5.9

 第55回春季東北地区高校野球県大会の地区予選は8日、二戸と花巻地区で7試合を行い、二戸地区の福岡と軽米が県大会出場を決めた。

 二戸地区は福岡が福岡工を12−2の5回コールドで下し、16年連続39度目の出場を決めた。軽米は11−8で福岡・浄法寺に競り勝ち4年連続9度目の地区代表をつかんだ。福岡と軽米は第1、第2代表の順位をかけて11日に対戦する。

 花巻地区は花巻南、花巻東、花巻北が代表決定戦に進んだ。


遠野が代表決定戦進出 春季高校野球花巻地区 2008.5.8

 第55回春季東北地区高校野球県大会の地区予選は7日、花巻地区と二戸地区で計6試合を行った。花巻地区は遠野が花北青雲を5−3で下し、代表決定戦に進出した。10日に大迫と花巻南の勝者と対戦する。

 二戸地区は福岡工が伊保内に3−2で逆転サヨナラ勝ち。このほか福岡、軽米、福岡・浄法寺がいずれもコールドで代表決定戦に進んだ。


久慈が決定戦に 春季高校野球久慈地区予選 2008.5.4

 第55回春季東北地区高校野球県大会の地区予選は3日、県内8地区のトップを切って久慈地区で2試合を行い、熱戦をスタートした。

 久慈地区予選は、種市が1回戦で久慈工に4―3で競り勝ち、2回戦に進出。昨秋地区代表の久慈は2回戦から登場し、大野を7―4で下して10日に行われる代表決定戦に駒を進めた。

 4日は久慈地区で2試合を行う。


3日から地区予選始まる 春季高校野球 2008.5.3

 第55回春季東北地区高校野球県大会の地区予選は3日、久慈地区を皮切りに始まり、県大会を目指す各校が県内8地区で熱戦を繰り広げる。

 2008年度から地区割りが変更され、水北地区を「北奥地区」に、気仙、沿岸の2地区を「沿岸北地区」、「沿岸南地区」に改称した。

 「沿岸北」は宮古市内5校に山田、岩泉、岩泉・田野畑が入り、「沿岸南」は旧気仙地区4校、釜石市の3校、大槌が入った。紫波総合が盛岡地区から花巻地区に、前沢が一関地区から北奥地区に移る。昨年のリーグ戦だった二戸地区はトーナメント戦を行う。今大会は予選免除がなく、前回と同じ76校が出場する。

 順調に日程が進むと10、11日にピークを迎え、12日に代表28校がそろう。県大会の組み合わせは16日に決まる。

 県大会の開会式は21日午後4時から大船渡市営球場で行われ、22日から同球場と陸前高田市・高田松原球場、釜石市・平田公園球場、大槌町・大槌ふれあい運動公園球場の4会場で開催される。

 ベスト8は、夏の岩手大会のシード権を獲得。上位3校は東北大会(6月12―16日、山形市ほか)に出場する。


沿岸北地区予選、組み合わせ決定 春季高校野球 2008.4.26

 第55回春季東北地区高校野球県大会の沿岸北地区予選の組み合わせが25日、決まった。

 本年度から沿岸、気仙の2地区を「沿岸北」「沿岸南」とする地区割り変更を行ったため、「沿岸北」は宮古市内、山田、岩泉、岩泉・田野畑の計8校で代表3枠を争う。第3代表は敗者復活戦で決める。

 昨年の秋季県大会に旧沿岸地区代表で出場した宮古は岩泉と、宮古商は宮古北と初戦でぶつかる。


二戸、北奥、沿岸南の組み合わせ決定 春季高校野球 2008.4.24

 第55回春季東北地区高校野球県大会の二戸、北奥、沿岸南の3地区予選の組み合わせは23日、決まった。

 2008年度から水北地区を北奥地区に改称。一関地区の前沢は北奥地区に移る。旧気仙地区の4校と釜石市の3校、大槌の計8校が沿岸南地区になる。

 二戸地区は昨年のリーグ戦と異なり、トーナメント戦を実施。5月7、8、10、11日の4日間、8校で代表3校の座を争う。

 北奥地区は13校で代表5枠。5月9日から11日の3日間戦う。昨秋の県大会に出場した専大北上、岩谷堂、水沢、金ケ崎がシードされた。

 沿岸南地区は5月10日から12日の3日間、8校が代表3枠入りを目指す。

一関地区の組み合わせ決定 春季高校野球 2008.4.22

 第55回春季東北地区高校野球県大会の一関地区予選の組み合わせが21日決まった。5月10、11の両日に試合を行い、出場9校が前年よりも1枠少ない代表3枠を争う。

 昨秋の県大会に出場した4校のうち一関工、千厩、一関一が2回戦から登場し、春のセンバツ大会に出場した一関学院は1回戦で一関高専と対戦する。

久慈地区予選の組み合わせ決定 春季高校野球 2008.4.18

 第55回春季東北地区高校野球県大会の久慈地区予選の組み合わせが17日決まった。

 地区予選は5月3、4、10、11日の4日間で実施する。久慈・山形が部員不足で出場を辞退したため、昨年よりも1校少ない5校が代表2枠を争う。

 昨秋地区代表の久慈東と久慈はシードされて2回戦から登場。昨年と同様に敗者復活戦で第2代表を決める。

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