日弁連は9日までに、フィリピン人の夫婦を不法滞在だとして強制収容し子どもと引き離した上、子どもも入所先の児童相談所で人権侵害を受けたとして、法相と東京入国管理局長に警告書を送った。東京都知事にも同日、再発防止措置を求める勧告書を提出した。
日弁連によると、07年4月、当時は内縁関係だった夫婦を、東京入国管理局の係官が自宅から強制収容。中学生の長女、小学生の長男と次男、1歳の次女は児童相談所の保護所などに入れた。
夫婦は子どもたちと電話で会話できず、子どもたちだけで自由に会話する機会も与えられなかった。
毎日新聞 2010年12月9日 11時46分