◇K−1ワールドGP
K−1の無差別級最強を決める「K−1ワールドGP」(11日、東京・有明コロシアム)の大本命の筋肉モンスター、アリスター・オーフレイム(30=オランダ)が9日、都内で会見、3連続KO優勝を宣言した。
「ポイント稼ぎはしない。KOだけを狙う」。総合格闘技出身のアリスターは、これまでK−1では外敵扱いだった。しかし、今大会のポスターは主役扱い。以前は会見でピリピリムードを醸し出すこともあったが、この日は自信の表れか、終始にこやか。まさに、ニュー・アリスター。K−1を背負う自覚も芽生えてきたのだろう。
1回戦で戦うタイロン・スポーンの印象を聞かれると「ない」と一蹴(いっしゅう)。順当なら決勝で同じゴールデン・グローリージム所属の絶対王者セーム・シュルトとの激突が濃厚。「同門だろうが関係ない。これは、戦争だ」と不気味な笑み。予告通りの3連続KOでK−1新時代を告げる。 (竹下陽二)
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