米国治療法人「セレ二ティーパーク」で開発された「リカバリーダイナミクスプログラム(RD)」は(以下、RDとする)、「薬物依存」のみならず「ギャンブル依存」や「アルコール依存」の解決策として高い効果を発揮しています。
RDとは12ステップを治療施設用に翻案したものです。
利点はその伝え方、12ステップを部分的にではなく、1つの連続したプログラムのパッケージとして提供できること、その周辺資料やテキストなどが完備していること、日本語で提供できること、比較的短期間にプログラムを終了できること、確かな治療実績があること(現在7ヶ国400ヶ所以上の回復施設に採用されている)、回復の大切な道具である「12ステッププログラム」の実践スキルを上げることは施設卒業後にそのまま自助グループにスライドし、生涯治療である依存症からの回復のための自助ツールとして使えるということが挙げられます。
RDは28回のセッションに分かれていて、奈良ダルク入所中に12ステップを3巡することがプログラム化されています。
そして、奈良ダルクでは家族向けプログラムとして「ファミリーダイナミクスプログラム(FD)」を開発し、全国でワークショップも行っています。
※12ステップは1935年にアルコール依存症からの回復を目指す自助グループ「AA(アルコホーリクス・アノニマス)」(以下AA とする)で始まった。
現在,AAは世界180カ国に広がりをみせている。 また、アルコールの問題に限らず、薬物やギャンブルなどの様々な12ステップグループが立ち上がり、そのグループは200種類にも及ぶ。
12ステップは世界中で依存症に苦しむ人たちの回復における中心的プログラムであり、拠り所となっている。
※「ファミリーダイナミクスプログラム(FD)」ワークショップはセレ二ティーパジャパン設立委員会主催のもと全国で開催していきます。
詳細については家族の方へのページをご覧ください。
|
|
※奈良ダルクで現在実施中の「リカバリー・ダイナミクス」ないし「RD」は暫定的なもので、正確にはRD準拠プログラムです。奈良ダルクは2010年以内に、このプログラムの日本での配給元「社団法人セレニティ・プログラム」(東京清瀬市)と契約を交わし、正規のRDを実施する予定です(セレニティ・プログラム社は、RDの開発元アメリカ、アーカンソー州リトルロックのKelly Foudationから、RDプログラムの翻訳権、独占的配給権を取得している法人です)。
|
|