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民主党執行部は9日、小沢一郎元代表(68)が、衆院政治倫理審査会への招致議決を無視した場合、除名や離党勧告の処分も選択肢から排除しない姿勢で臨む方針を固めた。民主党の鉢呂吉雄(62)、公明党の漆原良夫(66)両国対委員長が会談、鉢呂氏が議決への賛同を求め、漆原氏が了解した。民主党が本当に剛腕の処分に踏み切れるのかは不透明だが、小沢系議員も反発を強めており、党内対立は激化の一方だ。
「小沢氏、ついに除名か」―。この日夕、ニュースが駆けめぐった。鉢呂氏は国会内で会談した漆原氏に対し、小沢氏の衆院政倫審の招致議決への賛同を求め、漆原氏が了承。漆原氏が「小沢氏が招致に応じなかった場合、菅直人首相は民主党の規約にのっとり除名処分にする覚悟はあるのか」と確認を求めると、鉢呂氏が「大丈夫だと思う」と応じたという。
政倫審は委員の3分の1の申し出と過半数の賛成で、疑惑を受けた議員に出席を求めることができる。ただし出席するかどうかは本人の判断次第。
鉢呂氏の発言は、小沢氏が招致議決を無視した場合、党として厳しい態度で臨むことを明言し小沢氏を追い込んだ形だ。
民主党の岡田克也幹事長(57)はこの日の記者会見で、招致議決の是非を13日の定例役員会に諮る考えを表明。公明党を念頭に「来年の通常国会で野党の協力を得るために重要な問題だ」と語った。
さらに岡田氏は「小沢氏が自ら出てきて説明することが望ましいが、それが実現しないときにどうするか、役員会で議論する」とも。小沢氏が「国会の決定には従う」と発言していたことにも触れ「当然そのことを念頭に置いている」。政倫審が招致を議決した場合は、小沢氏は応じるべきとの考えを強調した。
会見に先立ち、岡田氏は輿石東参院会長(74)と会談。小沢氏の問題を協議するため当初目指していた10日の緊急役員会の開催を先送りする方針を示し、小沢氏に近く招致に慎重な輿石氏に理解を求めた。
小沢氏を支持する議員は8日に岡田氏への抗議活動を行ったばかり。執行部を批判する会合を開催するなど、民主党内の対立は激化の一途をたどっている。
ただ、執行部が実際に小沢氏の処分に踏み切れるかは不透明だ。「除名」の可能性に触れたのは、執行部への抵抗姿勢を強める小沢氏サイドをけん制し、自発的な国会出席を促す狙いもありそうだ。同時に、「政治とカネ」の問題を抱える小沢氏に、厳しく対応する公明党と同じ立場を取ることで、来年の通常国会での公明党の協力を得たいとの思惑があるとみられる。
(2010年12月10日06時02分 スポーツ報知)
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