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謝罪会見打電…世界中に“赤目”海老蔵

 7日夜に行われた市川海老蔵の会見は世界中のメディアによって一斉に打電された
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 7日夜に行われた市川海老蔵の会見は世界中のメディアによって一斉に打電された

 7日夜に行われた市川海老蔵の暴行事件後初の会見は“kabuki prince apologises for bar brawl(歌舞伎界のプリンスがバーでの大げんかで謝罪)”との見出しで、フランスやイギリス、アメリカ、中国など世界中のメディアに一斉に打電された。2億円とも言われる暴行事件による損害額とともに、日本の伝統文化である歌舞伎界のスターの暴行事件は、世界でも衝撃的に報じられた。

  ◇  ◇

 2004年には海老蔵襲名公演を開催、07年にも公演を行い、同年フランス芸術文化勲章であるシュヴァリエを受賞するなど縁の深いフランスでは、AFP通信などが「日本の歌舞伎のスーパースターの1人がバーでの大げんかで謝罪会見。現地(日本)メディアは伝統芸である歌舞伎のイメージに深刻なダメージを与えたと報じる」などと伝えた。

 AFPはまた「市川は歌舞伎界のプリンスとして知られ、迫力ある演技で国内外で多くのファンを持つ」「市川の顔には目立ったケガはなかったが、左目は内出血で赤く染まっていた。お家芸である“にらみ”に影響が出ないか懸念される」と役者の“命”である顔に残るケガについて言及。「日本のメディアによると1月公演の中止による損害は2億円」などと詳細に取り上げた。

 また今年6月にロンドン公演を行ったばかりのイギリスでは、高級紙「インディペンデント」では「歌舞伎界のプリンス」「最も尊敬を集める歌舞伎一家出身の市川が」と海老蔵を紹介。「伊藤園など少なくとも3つのCMスポンサーが今回の事件で引き揚げた」と損害の大きさを強調した。

 また米abcテレビは「歌舞伎界のプリンスが記者会見をすっぽかした上に、酔っぱらい、バーでの大げんか(暴行事件)で敗者となった」と報じ、謝罪会見で海老蔵が「(先に手を出したなどの)報道を否定し、自分は“完全な被害者”と主張した」と伝えている。

 AP通信、AFP通信、ロイター通信などを通じて、世界中に打電された赤目海老蔵の謝罪会見。今回の暴行事件は、日本の伝統文化=歌舞伎のイメージを覆すショッキングな事件であったことは間違いなさそうだ。

(2010年12月9日)

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