仙谷由人官房長官=似顔絵=は8日午前、ルース駐日米大使と首相官邸で約1時間会談した。菅政権が社民党との連携を深めている現状を説明し、内部告発サイト「ウィキリークス」による米公電公開や、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題について意見交換した。
会談後、仙谷氏は記者会見で「政策実現のための野党との話し合いが時として必要になる。米国も変わらない状況で、お互い難しいものだ、という話をした」と社民党との関係について話し合ったことを明かした。
普天間移設問題では、仙谷氏は日米合意を「誠実に履行する」と改めて伝え、大使は「両国にとって困難な課題だと承知している」と述べた。【野口武則】
毎日新聞 2010年12月8日 東京夕刊