佑ちゃんにワイドショーの洗礼　ゆうもあ大賞表彰式

　佑ちゃんにワイドショーの洗礼だ。日本ハムの斎藤佑樹投手（２２）＝早大＝が８日、東京都内で行われた「ゆうもあ大賞」の表彰式に出席。秋季リーグ優勝時の「持っている」発言を評価されての受賞だったが、質疑応答では芸能リポーターからの“熱愛質問攻め”にタジタジとなった。

　式典後に試練が待っていた。同時受賞の由美かおると坂本冬美との３ショット会見だったため、質問は芸能リポーターが担当。取材慣れしている斎藤も勝手が違った。「クリスマスは誰と過ごす」の定番質問には「大学生らしく、仲間と過ごします」とかわした斎藤だが「素敵な恋の話は聞けますか」と追及の手がやまない。「それは来年以降に」と逃げると「じゃ、その時はマイク向けさせてください」。これには「よろしくお願いします」と苦笑いするしかなかった。

　一度は話がそれたものの「札幌のイルミネーションでデート？」「さっぽろ雪まつりは誰と見たい？」「ライバルのマー君（楽天・田中）は熱愛報道が出ましたね？」と畳み掛けられて絶句。最後はリポーターから「今までこういう質問なかったですか？」と心配される始末だった。

　ただ、収穫もあった。控室では野村克也元楽天監督と初対面。マー君の熱愛報道には「私の教育が悪かった」とご立腹だったが、斎藤については「制球と配球で生きていくタイプ。相手の打者を覚えてちゃんと投げられるでしょう」と太鼓判。「頭の良さそうな子。（マー君とは）全然違うよ」とべた褒めされた。入団前のフィーバーぶりもスターの証し。すべてを糧に、９日はいよいよ札幌ドームで単独入団会見に臨む。　（臼杵秀之）