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東京都vs角川書店!アニメ、漫画規制巡り“全面対決”

2010.12.9 22:01
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 漫画やアニメなど架空のキャラクターによる性描写を規制する東京都青少年健全育成条例の改正案。アニメ愛好家や作家から「不当な検閲だ」などと大ブーイングを浴びるなか、大手出版社の社長も抗議の声を上げた。角川書店の井上伸一郎社長が「都の姿勢に納得いかない」として、都主催のアニメの一大イベントへの不参加を表明、“全面対決”の姿勢を打ち出したのだ。(夕刊フジ)

 井上社長による抗議文が発表されたのはツイッター上。井上社長は自身のアカウント名で8日、来年3月に東京ビッグサイトで開催される「東京国際アニメフェア」への出展について、「角川書店は来年の東京アニメフェアへの出展を取りやめることにいたしました」と書き込んだ。

 同フェアは、石原慎太郎都知事が委員長をつとめる「都とアニメ制作会社などでつくる実行委員会」が主催。角川書店も実行委員に加わっており、今年は244社が出展、約13万人が来場。主催者側、アニメファン、双方にとっての一大イベントだ。

 抗議の理由は、「マンガ家やアニメ関係者に対しての、都の姿勢に納得がいかないところがありまして」というもの。都が進める「青少年健全育成条例」の改正案への反発姿勢をハッキリと示した格好だ。

 この改正案は、過激な性描写の漫画やアニメの販売を規制するもの。案は、実在の人物のみならず、架空のキャラクターに関する表現にまで踏み込んだ規制であることから、多くの出版関係者や漫画家・アニメーターらから、「表現の自由の侵害」などと反発の声が噴出している。

 角川書店は「涼宮ハルヒ」シリーズなど人気作品を多数出版。井上社長はアニメ誌「月刊ニュータイプ」創刊時の副編集長、「月刊少年エース」の編集長を務め、NHKのアニメ番組への出演でも知られている。それだけに、「意」を持った決断といえる。

 この抗議にはさっそく多くの賛同の声が挙がっており、「蟷螂(とうろう)の斧かもしれませんが今後も頑張ります」と井上社長は話している。

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