家庭の所在地は55.4%が関東、東京都の比率の減少が定着傾向。特に女子の比率が減少 主たる家計支持者は「父」が88.9%、職業は「管理的職業」が42.8% 年収額は950万円未満が50.8%。半数を超える |
家庭の所在地は、「東京都」22.7%、東京都以外の「関東」が32.7%、合計すると55.4%で、前回調査(2002年(第52回))と比較して1.2ポイントの減少となっている。男女別では、「東京都」と「関東」で男子の53.2%に対し、女子は62.4%で前回調査と同様男子を上回っている。
2000年以後減少した「東京都」の比率が安定した。男女別に見ると、男子は20.8%、女子は28.7%であった(図13−1〜2、資料1−8−1表)。
主たる家計支持者は「父」が88.9%を占め、「母」は6.5%となっている(資料1−8−3表)。
その職業は例年どおり「管理的職業」が最も多く42.8%、次いで「専門的、技術的職業」17.6%、「教育的職業」12.8%と続き、前回調査と同順となっている(表3、資料1−8−4表)。
家計支持者の年収の分布状況は、「750万円未満」が34.3%、「750万円以上1,050万円未満」が38.4%、「1,050万円以上」が27.3%となっている。前回調査との比較では、「750万円未満」は28.3%から6.0ポイント、「750万円以上1,050万円未満」は37.8%から0.6ポイント増加し、「1,050万円以上」が34.0%から6.7ポイント減少している(図14、資料1−8−5表)。
家計支持者の年収額のうち「950万円未満」は50.8%であり、1990年の調査以来13年ぶりに半数を超えた。男女別に見ると、男子における「950万円未満」の比率が55.5%であるのに対して、女子における比率は35.9%であり、男女差が顕著である(図15)。
図13−1 家庭の所在地の推移(男子学生)
図13−2 家庭の所在地の推移(女子学生)
図14 主たる家計支持者の年収額分布
図15−1 主たる家計支持者の年収額分布(男子学生)
図15−2 主たる家計支持者の年収額分布(女子学生)