ＮＨＫは１７日、今年１月に女性を盗撮したとして、自宅待機していた高知放送局技術部の職員（２５）を２４日付けで諭旨免職処分にすると発表した。今月３日、高知簡裁から高知県迷惑防止条例違反（盗撮）で罰金２０万円の略式命令を受けたことで、局内の処分を確定した。

　県警高知署などによると、職員は１月２１日午前８時ごろ、出勤の途中に立ち寄ったコンビニエンスストアで、私物の小型カメラを使って女性客のスカートの中を盗撮。店員が取り押さえ、通報で駆けつけた警察官が任意同行を求めた。職員は同署の捜査やＮＨＫの内部調査に対し一連の盗撮行為を認め、同日から自宅待機していた。

　ＮＨＫは高知放送局長、技術部長（当時）、副部長（同）について厳重注意処分としたうえで、「視聴者並びに関係の皆さまにあらためておわび申し上げます。再発防止に向けて、職員への指導を徹底してまいります」とコメントしている。