死ぬまで現役を誓った坂口=東京都内のSRC本部道場で
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4月に引退した坂口征夫(37)が「戦極 Soul of Fight」(30日、東京・有明コロシアム)で現役復帰することが、8日発表された。韓国の総合格闘家ジョン・ジンソク(26)と対戦する。
元プロレスラー“世界の荒鷲”坂口征二を父に持つ男は、戦いに飢えていた。4月にパンクラスのリング上で引退式をしたが、現役の思いが頭をもたげたのは引退式の当日だという。その後、土木作業や俳優業、格闘家の後進の指導にもあたってきたが、満たされなかった。俳優としてドラマで金網リングに入るシーンを撮った際、「完全にスイッチが入った」と居場所に気づいた。
父や俳優の弟・憲二に相談したが、「おまえの人生。好きにやれ」と反対はされなかった。「今度リングを下りるときは死ぬとき」と生涯現役を宣言。今度こそ、リングで燃え尽きる。 (竹下陽二)
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