幸福の科学「実在する宇宙人が、カードゲームになりました！」

　12月2日、幸福の科学出版から対戦型宇宙人トレーディングカードゲーム『ワールドゲイナー』（1500円）が発売されました。「実在する宇宙人」をキャラクター化したもので、ゲームを通じて「宇宙の神秘を学ぶことができます」だそうです。


　取扱説明書などによると『ワールドゲイナー』は、太陽系連合・プレアデス星系連合・ゼータ星系連合の3種類の宇宙人キャラのカード40枚。カードを使って相手と対戦することで「争いを治め、星を統一する思想を決めるために」バトルするという設定のゲームです。

　また説明書には「『「宇宙の法」入門』『宇宙人との対話』『宇宙人リーディング』を参考に（略）実在の宇宙人をキャラクター化したトーレーディングカードゲームです」と書かれています。グレイやタコ型火星人などベタな定番の宇宙人が登場しますが、みんな実在する人みたいです。

　説明書にある3冊の書籍は、いずれも幸福の科学出版から出版されている、大川隆法総裁による宇宙人の霊言シリーズです。宇宙人の霊が降りてきて、大川総裁や幸福の科学信者の口を借りて喋った内容が、各書籍に収録されています。

　『ワールドゲイナー』の個々のカードにも、これら書籍からの抜粋が印字されています。たとえばウンモ星人のカードには、

「ウンモ星自体の寿命が、もう、そんなにないと思われます。今、食料的に危機なんです。」（『宇宙人との対話』P77）

　切実ですね。ドゴン星人のカードには、オバマ大統領も出てきます。

「オバマ大統領の過去世は、ドゴン族の、かつての酋長の一人、「青いキツネ」と呼ばれておりました。」（『「宇宙の法」入門』P146）

　宗教的な言葉も引用されています。ベガ星人（女性）のカードには、

「「アルファの法」のところをエル・カンターレに学ぶために、我々は来ています。」（『宇宙人との対話』P178）

　さそり座X-1のカードには、

「「尊さ」ということが、教えの中心なのです。その尊さを護るものは、宗教しかないのです。」（『宇宙人リーディング』P161）

　ゲームをしながら、「実在する宇宙人」の霊言も学べてしまいます。

　『ワールドゲイナー』のパッケージに入っていないレアカードも存在します。ムック本『日本人だけが知らない宇宙人とUFOの秘密』（幸福の科学出版）を買うと、運が良ければ限定版カードが付いてくるようです。このムック本には、なんと「日本に住む元・宇宙人への独占インタビュー！」が収録されています。

　ちなみに、『ワールドゲイナー』の対象年齢は「9歳以上」。ということは、「よくわかるエル・カンターレ　～昭和天皇の霊言、エル・カンターレ ファイトなど幸福実現党の笑いどころピックアップ」のちゆ12歳さんも、おそらく対象年齢に含まれるのではないかと思います。本紙・藤倉も30ウン歳なので対象年齢内です。