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2010年12月09日

燃料電池普及へ!

ついに燃料電池が来た! トヨタと日野が共同開発した燃料電池バスを新宿〜成田空港間に走らせるという。最大の弱点である水素の補給は、杉並と成田にあるステーションで行うそうな。こういった運用方法、燃料電池にとって最も効率的だと思う。普及への大きな一歩になるだろう。

詳しく紹介したい。搭載されるスタックは90kW×2。約122馬力を2個積むため244馬力ということになる。バスを走らせるのに十分なパワーと言ってよかろう。燃料電池は電位差が少ないほど寿命長くなるため、最大出力に近いトコロで使ってやれば現在でも1万時間くらい持つ?

つまり80万kmくらい走れてしまう。1年間8万km(当面は成田空港まで4往復の運用)使ったとして10年。2万時間の寿命を持たせられれば、160万km。1年間12万km走って(成田6往復)14年くらい使える。そう遠くない将来、3万時間くらいの寿命を確保できるという。もはや文句なし。

次は燃料コスト。軽油を使う高速バスの燃費を3,2km/Lとすれば、100万km走って燃料代3125万円。水素だと1000万円で済む(現在の水素の価格は1kg約200円)。スタックの価格を1個1000万円としてもペイする計算。軽油は上がる方向。水素は半額以下に下がると思う。

さらに! スタックの価格だって急速に下がっていく。トヨタは数年以内に燃料電池車を1000万円以下で売るとコメントした。当然ながらスタックも500万円以下になっているハズ。この段階になると間違いなくディーゼルエンジンより安価なパワーユニットになっていることだろう。

2点間の運行なら燃料に液体水素を使うことだって問題なし。一段とコストが下がってくる。長距離バスやトラックの定期便は全て燃料電池車にしたらいい。その他、燃料電池は航空機(プロペラ機)
や、燃費悪い船舶にも使えます。普及が始まったらイッキかもしれません。いやいや楽しみ。

新宿〜成田空港の高速バスは12月16日からの運行。料金は普通のバスと同じ。乗ってみたいなら、ここに時刻表が出ている。
posted by kunisawa at 10:00 | Comment(1) | 2010年TOP
この記事へのコメント
水素より電気の方が安いので、
短距離:自宅充電によりバッテリー走行、
長距離:途中のスタンドで水素補給して燃料電池走行、
ってな具合かしら。
Posted by ぷらら at 2010年12月09日 12:46
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