携帯電話を使ったアルバイトを巡って「高額の登録料を支払ったのに説明どおりの収入が得られない」という相談が急増していることから、国民生活センターが注意を呼びかけています。
国民生活センターによりますと、携帯電話を使ったアルバイトを巡って、全国の消費生活センターに「高額な登録料を支払ったのに説明どおりの収入が得られない」といった相談が、今年度に入り227件と、昨年度の4件を大幅に上回るペースで寄せられています。このアルバイトは、業者が販売する商品の注文や客からの問い合わせの対応を携帯電話のメールを使って行うもので、相談の多くは、アルバイトをする登録料として業者に数十万円を支払ったのに仕事がほとんど紹介されないというものです。中には、その後の手続きなどのためにさらに費用を請求されるケースや、800万円もの登録料を取られたケースもあるということです。国民生活センター相談部の小林真寿美主査は「仕事の内容を十分に確認し、納得がいかない場合は契約をしないことが大切だ。困ったときには消費生活センターに相談してほしい」と話しています。