2010年12月1日0時28分
【ソウル=稲田清英】韓国農林水産食品省は11月30日、同国南東部・安東市の農家で飼育されていた牛に口蹄疫(こうていえき)が発生したと発表した。周辺の半径500メートル以内の地域で家畜を予防的に処分する方針。29日に豚の感染が分かった同じ安東の養豚場から約8キロ離れた地点での発生で、今後の感染拡大が懸念されている。
韓国での発生を受け、日本の農林水産省は国内の畜産農家に対し、農場に出入りする人や車の消毒を徹底し、韓国に滞在していた人を近づけない、など警戒強化を求めている。日本は韓国から豚や牛などの食肉輸入を受け入れていない。