＜プロレス格闘技・謎と疑問：8＞

【Ｑ】現役最年長レスラーは誰？

【Ａ】今年８月２５日の天龍プロジェクト新宿大会に出場した百田光雄が現役最年長記録を更新。故ラッシャー木村さんの記録を上回る６１歳１１か月での出場を記録し、今なお６２歳２か月でその記録を伸ばしている。
　ところで、現役最年長記録とは正確には何なのだろうか。６２歳までリングに上がり続けたミスター珍さん（故人）もいれば、現在進行形では６８歳７か月ながら大日本やＦＲＥＥＤＯＭＳで活躍するグレート小鹿もいる。百田より高齢にもかかわらず、記録樹立とならないのは、珍さんや小鹿は一度リングを降りているからだろう。
「現役最年長記録」とは、一度も引退などのブランクがない状態で日本国内のリングに定期的に参戦し続けている選手を指すことに他ならない。ゆえに百田が、現時点では最年長記録保持者となるわけだ。
　今後、この記録を更新する可能性が高いのは、２月に還暦を迎えた天龍源一郎（６０歳１０か月）やグラン浜田（６０歳）といった選手。百田は近い将来の引退を明言しているが、天龍、浜田らは今なお第一線で活躍。現役最年長記録を更新する可能性は十分。果たして力道山ジュニアを超える記録を打ち立てるレスラーは現れるのか。