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【フードスタンプ】、7人に一人で生活保護!長期失業者割合40%以上でますます増える?

後藤文俊

提供:激しくウォルマートなアメリカ小売業ブログ

⇒上記の2つの線グラフですが、下の黒色の線は当ブログでもおなじみの失業率の推移です。上の赤色の線は、全失業者中の長期失業者の割合です。1969年1月からのデータです。これを見ると結構、面白いことがわかります。1982年〜1983年の景気後退期では、失業率は1982年11月10.8%とピークをつけました。それから7ヵ月後の1983年6月に長期失業者割合が26%のピークをつけています。で、2007年12月からの景気後退期では、失業率が2009年10月に10.2%のピークとなり、82年〜83年と同じように7ヵ月後に長期失業者割合がピークをつけています。ただし、戦後最悪となる46%です。83年6月からは20%も高い数字です。で、9%以上となる失業率は19ヶ月続いていて、長期失業者の割合も40%以上が11ヶ月間も続いています。失業率が高止まりを続け、長期失業者の割合も40%前後となると、多くの人は技能を失う傾向があります。

⇒で、バーナンキ氏は中長期的にアメリカの国際競争力や成長力に影響が及びかねないと心配しているのです。失業が長期になればなるほど、仕事を探す気力がうせ、仕事が見つかってもやる気がでないという人も少なくないでしょう。で、フードスタンプに依存する人が増えることも懸念されます。ところで、フードスタンプは以前まで、ペーパー型の食券でした。スーパーマーケットのレジで、お客が1ドル券や5ドル券、10ドル券をフードスタンプの束から切って、手渡すところをよく見かけたものです。支払に時間がかかっていました。で、現在はデビッドカードのようなEBT(Electronic Benefit Transfers)カードとなっています。レジでの支払いは、あたかもカードで決算しているようにみえるので、支払時の「恥ずかしさ」は薄らいでいます。

 以前まではフードスタンプを受け付けなかったターゲットやコストコ、ホールフーズでもEBTを使うことが可能となっています。これはフードスタンプ受給者が記録的にふえているからですね。
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激しくウォルマートなアメリカ小売業ブログ

後藤文俊

在米23年のアメリカン流通コンサルタント。

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