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【フードスタンプ】、7人に一人で生活保護!長期失業者割合40%以上でますます増える?

後藤文俊

提供:激しくウォルマートなアメリカ小売業ブログ

101209フードスタンプ受給者数推移
■低所得者を対象にした生活保護プログラム「フードスタンプ」の受給者数が増加の一途をたどっている。農務省によるとフードスタンプの受給者数は9月、4,290万人となった。これは前月より1.2%の増加で、前年同月比では16.2%の増加となっている。フードスタンプの受給者数は23ヶ月連続して増加しており、毎月平均で約50万人の割合で増えている。

 フードスタンプ受給者は7人に一人の割合(14%)に達しており、地域別ではワシントン特別自治区の21.5%が最も高く、次いでミシシッピー州の20.4%、テネシー州の20.1%となっている。受給者数では、テキサス州の384万人(州人口に対する割合は15.5%)、カリフォルニア州の347万人(9.4%)、ニューヨーク州の290万人(14.8%)、フロリダ州の288万人(15.5%)の順となっている。

 1964年に開始されたフードスタンプ・プログラムは、低所得者を対象にフードスタンプ(食料券)を交付する連邦政府の生活保護プログラム。フードスタンプ・プログラムは2008年10月から「補助栄養援助プログラム(Supplemental Nutrition Assistance Program:SNAP)」に名称変更された。1ドル、5ドル、10ドル等の食券型だったフードスタンプも翌年6月に、EBT(Electronic Benefit Transfers)カードに変更されている。フードスタンプによって購入可能なものは、人が消費する食料、家庭での消費を目的に栽培するための種子及び作物、非アルコール飲料など。アルコール飲料やタバコ、家庭用品、レストランでの食事では使えない。尚、フードスタンプによって購入した場合は、連邦法によってセールスタックス(消費税)が免除される。

トップ画像:フードスタンプの受給者数の推移グラフ。9月は前月から52万人増加し4,290万人となり、また記録を更新した。

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。アメリカでもっとも人気のあるテレビニュースショーは「60ミニッツ(60 Minutes)」です。毎週日曜日の夕方に放送され、40年以上の歴史があります。これを見ると「明日から仕事だぁ〜」と少しばかり憂鬱になる人がいるという点で、日本では「サザエさん」みたいなものかもしれません(笑)。この番組にバーナンキ連邦準備制度理事会(FRB)議長がインタビューされていました。発表されたばかりの11月の雇用統計に触れて、バーナンキ氏は「(失業率が9.6%から9.8%に上昇したことに加え)もうひとつ心配していることは、半年以上も失業している人の割合が40%以上になっていることです。これは極めて高いです。失業の長期化で(労働者の)技術がむしばまれますから」と話していました。「27週間以上の長期失業者の全失業者の割合・推移グラフ」を作成してみました。


101209失業率と長期失業者割合推移

失業率と27週間以上の長期失業者割合・推移グラフ。11月の失業率は9.8%。長期失業者割合は40%以上(11月は41.9%)で、極めて高い。
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後藤文俊

在米23年のアメリカン流通コンサルタント。

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