【書評】日本でいちばん社員満足度が高い会社の非常識な働き方
2010年12月09日11時11分
提供:ここヘンJAPAN
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『会社に電話がない。顧客に会わない。上司は怒らない。10連休が年4回。全社員にiPhoneを支給。それでも、売上が毎年140〜200%で成長。そして、社員満足度日本一。』そんな会社についての本が『日本でいちばん社員満足度が高い会社の非常識な働き方』です。
本書は綿密なDataに基づいた学術的な本という訳ではなく、著者が自ら会社を経営する中で学んだことを公開している、そんな等身大の書籍です。そういう点では『働き方革命/著 駒崎弘樹』や『デッドライン仕事術/著 吉越浩一郎』に似た印象を受けました。私は過労死者が出たり、20代社員の辞職が相次ぐ組織に所属していた事があるので、書籍の中で紹介されている社員の満足度を高めるための色々な試みを実に面白く読めました。社員33名の小さな企業でも、ここまで面白いことが出来るのだなと感心しました。もしくは小さな企業であるからこそ、ここまで新しい試みが出来たのかもしれません。
* 【企業のHP】EC Studio
最初に社員満足が高いとどうなるか、考えてみましょう。
社員満足度が高いと…
* 社内の雰囲気が明るい。
* 離職率が低下して、社員の定着率が上がる。新規採用にかける費用を抑制できる。
* 与えられた仕事を意欲的にこなす。
* 様々な改善をする。
* 新しいServiceのための提案をドンドンと出してくる。
他にも様々な事が考えられますが、こういう組織で働くというのは楽しそうですね。
そして、私が本書に注目するきっかけとなったのは『長期休暇制度』です。
『長期休暇制度』
有給休暇を計画的に付与して10日間の長期休暇を1年間に4回確保する。長期休暇中の営業日はローテーションを組んでおく。長期休暇とは別に1年間に4日まで自由に使える有給休暇が取れる。
EC Studioの年間の休日は140日以上で、大企業並み。現在は有給休暇を100%消化し、長期休暇を取っても問題ない体制にある。
これまでの日本では非常識だとみなされる制度を導入したのは何故か、またどういった考えが背景にあって導入したのか。本書を読めばこの制度の背景にある考え方がよく分かります。
BusinessはGameみたいなものです。最小の労力・最少の費用で最大の利益を目指すGameです。不必要な労力や不合理な判断を可能な限り無くしていきましょう。そしてせっかくだから、なるべく楽して、また楽しみながら最大の利益を目指しましょう。本書にはその知恵が書かれています。
また中小企業の経営者だけでなく、大企業の人達にも本書は読んでもらいたいです。「私が所属している企業は大企業だから無理だ」と最初から諦めてしまうのではなく、まずは自分が、そして自分の所属する課で実践する人が少しでもいてほしいです。こういう社員満足度が高い組織が日本にもっと増えたら、元気な日本人もまた増えることでしょう。しかめっ面をして働くのではなく社員がイキイキと働ける、そんな職場が増えて欲しいです。
以下、本書を読んでいて途中で取ったメモ
書評にうまく組み入れられなかったので、それぞれの内容を個別に読んでください。
『社員満足が顧客満足を生む』この事は当たり前かなと思えますが、ちゃんと出来ている企業はほとんど全くないのでは?例えば長時間残業やサービス残業を強要したりすると社員の満足度は極端に低下します。この状態で無理やりに顧客満足を追求しようとしても、それは無理でしょう。社員満足がないと、見ていないところで手を抜きます。言われたことしかやりません。満足度が低いから、社員同士で助けあう、教えあうという意識も希薄です。
『顧客に合わない・電話を受けない』古い考えの営業マンだとこの考えを全く受けつけないでしょう。「客先を訪問しないと何も出来ない」そういう考え方に縛られています。でも、Internetをうまく使えば10年前には出来なかったことが今では出来るようになっていることもあります。実際、今なら客先訪問や電話応対をしなくても営業出来ます。この事を分かっている年配世代の人達は少なそうだな。
本書は綿密なDataに基づいた学術的な本という訳ではなく、著者が自ら会社を経営する中で学んだことを公開している、そんな等身大の書籍です。そういう点では『働き方革命/著 駒崎弘樹』や『デッドライン仕事術/著 吉越浩一郎』に似た印象を受けました。私は過労死者が出たり、20代社員の辞職が相次ぐ組織に所属していた事があるので、書籍の中で紹介されている社員の満足度を高めるための色々な試みを実に面白く読めました。社員33名の小さな企業でも、ここまで面白いことが出来るのだなと感心しました。もしくは小さな企業であるからこそ、ここまで新しい試みが出来たのかもしれません。
* 【企業のHP】EC Studio
最初に社員満足が高いとどうなるか、考えてみましょう。
社員満足度が高いと…
* 社内の雰囲気が明るい。
* 離職率が低下して、社員の定着率が上がる。新規採用にかける費用を抑制できる。
* 与えられた仕事を意欲的にこなす。
* 様々な改善をする。
* 新しいServiceのための提案をドンドンと出してくる。
他にも様々な事が考えられますが、こういう組織で働くというのは楽しそうですね。
そして、私が本書に注目するきっかけとなったのは『長期休暇制度』です。
『長期休暇制度』
有給休暇を計画的に付与して10日間の長期休暇を1年間に4回確保する。長期休暇中の営業日はローテーションを組んでおく。長期休暇とは別に1年間に4日まで自由に使える有給休暇が取れる。
EC Studioの年間の休日は140日以上で、大企業並み。現在は有給休暇を100%消化し、長期休暇を取っても問題ない体制にある。
これまでの日本では非常識だとみなされる制度を導入したのは何故か、またどういった考えが背景にあって導入したのか。本書を読めばこの制度の背景にある考え方がよく分かります。
BusinessはGameみたいなものです。最小の労力・最少の費用で最大の利益を目指すGameです。不必要な労力や不合理な判断を可能な限り無くしていきましょう。そしてせっかくだから、なるべく楽して、また楽しみながら最大の利益を目指しましょう。本書にはその知恵が書かれています。
また中小企業の経営者だけでなく、大企業の人達にも本書は読んでもらいたいです。「私が所属している企業は大企業だから無理だ」と最初から諦めてしまうのではなく、まずは自分が、そして自分の所属する課で実践する人が少しでもいてほしいです。こういう社員満足度が高い組織が日本にもっと増えたら、元気な日本人もまた増えることでしょう。しかめっ面をして働くのではなく社員がイキイキと働ける、そんな職場が増えて欲しいです。
以下、本書を読んでいて途中で取ったメモ
書評にうまく組み入れられなかったので、それぞれの内容を個別に読んでください。
『社員満足が顧客満足を生む』この事は当たり前かなと思えますが、ちゃんと出来ている企業はほとんど全くないのでは?例えば長時間残業やサービス残業を強要したりすると社員の満足度は極端に低下します。この状態で無理やりに顧客満足を追求しようとしても、それは無理でしょう。社員満足がないと、見ていないところで手を抜きます。言われたことしかやりません。満足度が低いから、社員同士で助けあう、教えあうという意識も希薄です。
『顧客に合わない・電話を受けない』古い考えの営業マンだとこの考えを全く受けつけないでしょう。「客先を訪問しないと何も出来ない」そういう考え方に縛られています。でも、Internetをうまく使えば10年前には出来なかったことが今では出来るようになっていることもあります。実際、今なら客先訪問や電話応対をしなくても営業出来ます。この事を分かっている年配世代の人達は少なそうだな。
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