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国際 - 2009年5月26日

飛ぶ鳥、後を濁す

「オーストラリアは人種差別国」とテルストラ前社長
 5月26日、ジョン・ブランビーVIC州首相が、「ソル・トルヒーヨ前テルストラ社長の発言はおかしい。すっぱいブドウだ」と同氏に反論した。
 アメリカから、オーストラリア国内最大手の通信事業者テルストラ社長に就任したトルヒーヨ氏は、高報酬を受け取る一方で高姿勢戦闘的な経営を行い、保守連合・労働党2代の連邦政権、組合、他の通信事業者、電話、インターネット加入者との対立を深めてきた。さらに連邦政府が打ち出した「全国高速インターネット網」計画入札公募にも、他の企業が分厚い企画書を提出したのに比べ、わずか12ページの概要書提出だけで済ませ、テルストラ社が直ちに入札競争から排除されてしまった。そのため、トルヒーヨ氏は任期満了を待たずに巨額の手切れ金で辞職、さらに6月30日の辞職満了も待たずに5月にオーストラリアを離れている。
 イギリスBBC放送のインタビューで、「オーストラリアに人種差別があるか?」と質問されたトルヒーヨ氏は、「あると思う。私個人に対する人種差別だけでなく他にも例がある」と答え、「オーストラリアは時代に逆行し、厳しい移民政策をとっている」と述べている。
 トルヒーヨ氏の発言に見解を求められたブランビー州首相は、「彼の発言はすっぱいブドウだ。彼は海外からオーストラリアに来て企業最高幹部に採用された。その業績に報酬も受けた。どこに差別や偏見があるというのか? 正直言って、彼が何を言いたいのかさっぱり分からない。我が国は世界でも有数の多文化国家だ。VIC州では44%の人が海外生まれか、海外生まれの親を持っている。また、多くの人に機会を開いている国だ」と語った。(AAP)


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文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。 
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