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米韓、北朝鮮の局地的な軍事挑発にも共同対応

読売新聞 12月9日(木)9時26分配信

 【ソウル=竹腰雅彦】米韓両軍は8日の軍トップの会談で、北朝鮮による局地的な軍事挑発に対し、韓国軍単独でなく米軍が積極関与する新方針を打ち出した。

 韓国哨戒艦を沈没させた潜水艦の奇襲攻撃に続き、韓国領土への直接砲撃という「想像以上の攻撃」に出た北朝鮮に対し、米軍支援による「共同対応」を強調することで、新たな軍事挑発を抑え込む構えだ。双方は、北朝鮮が新たな軍事挑発に出た場合、韓国軍が自衛権に基づき、航空機で敵基地を爆撃する方針も事実上、確認した。

 韓国軍の韓民求(ハンミング)合同参謀本部議長は8日、米軍のマレン統合参謀本部議長との共同会見で、北朝鮮の局地的な軍事挑発に対し、「韓国が主導し米国が支援する」形の対応計画を策定すると表明。韓国軍単独から「米韓共同」計画への変更を最優先で進める考えを示した。

 平時や全面戦争の可能性がない段階の作戦統制権は韓国軍にあり、局地的な軍事挑発の場合、米軍が対応する余地は少ない。この点を熟知する北朝鮮は、核開発を進める同国に韓国が全面戦争を仕掛けないと考え、今回のような挑発を繰り返す可能性がある。新方針は、局地的な軍事挑発への米軍関与を明確にすることで北朝鮮の動きを封じる狙いだ。

最終更新:12月9日(木)9時26分

読売新聞

 

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