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杉浦MVP!三沢さん以来ノア2人目

 MVP受賞を社長室の故・三沢光晴さん(写真)に報告した杉浦貴=東京・有明のノア
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 MVP受賞を社長室の故・三沢光晴さん(写真)に報告した杉浦貴=東京・有明のノア

 今年度のプロレス大賞(東京スポーツ新聞社制定、デイリースポーツなど選定)の選考会が8日、都内で開かれ、プロレスリング・ノアの杉浦貴(40)が最優秀選手賞を初受賞した。年間最高試合には新日本プロレスの10・11両国国技館大会で行われた田口隆祐(31)、プリンス・デヴィット(29)組‐飯伏幸太(28)、ケニー・オメガ(27)組のIWGPジュニアタッグ選手権試合が選ばれた。

  ◇  ◇

 旗揚げ10周年を迎えたノアに、07年の故三沢光晴さん以来2人目のMVPが誕生した。社長室に掲げられた三沢さんの肖像写真に受賞を報告した杉浦は「ノアになって、三沢さんと僕だけでうれしい」と、ちょっぴり得意げだった。

 1次投票で25票中17票という圧倒的な支持を得た。ポスト四天王プロレスともいえるファイトスタイルを確立し、GHCヘビー級王座防衛戦で名勝負を連発。新日本プロレスやメキシコAAAでも防衛に成功し、三沢さん、小橋建太と並ぶ同王座の年間最多防衛記録「7」を樹立した。

 杉浦が転機として挙げたのは7・10有明大会での高山善廣との防衛戦。「王者としてのたたずまいをあの試合で教わった」という。箱舟のかじ取り役としての意識も目立ったが「ベルトを巻いてずっとメーンイベントを務めたことで、そういう気持ちが強くなりました」と、立場が自覚を強めたことを明かした。

 「人間としてちゃんとしないと。酒の席でのトラブルに巻き込まれないように気をつけないと。夜中12時以降は西麻布とかうろつかないように」と黒いジョークを口にしつつ、視線はバイソン・スミスの挑戦を受ける1・15大阪大会のV8戦へ。杉浦は「いっちゃいますか」と、小橋の持つ最多防衛記録「13」の更新を目標に掲げた。2年連続MVPに向けて‐。

(2010年12月8日)

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