読売新聞グループ本社の渡辺恒雄会長、自民・谷垣総裁と会談 大連立の必要性訴えか
政府与党の執行部サイドが、読売新聞グループ本社の渡辺恒雄会長に対して、「自民党との大連立を仲介するよう」要請していたことがわかった。渡辺氏は8日、自民党の谷垣総裁と会談して、菅政権との大連立の必要性を訴えたとみられる。
渡辺氏は8日、自民党本部を訪れ、谷垣総裁と1時間以上にわたって会談した。
渡辺氏に対しては、政府与党の幹部が、「自民党との大連立を仲介するよう」要請していたことが、関係者の話でわかった。
渡辺氏は2007年に、自民党と民主党の大連立構想を仲介したことでも知られており、最近も親しい国会議員に、「今の政治の現状では、財政・税制改革やTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)などについて、1つの政党だけでは対応できない」などと、大連立の必要性を訴えたという。
渡辺氏は、谷垣総裁に民主党との連立に踏み切るよう説得したものとみられるが、谷垣氏は記者団に、「誰と会ったか、何を話したかは言わないことにしている」と述べた。
(12/08 20:05)