ヒッピー集団のシーシェパードが投入してきた Gojira だが、このネーミングは宣伝目的だ。ペテン師ワトソンはこの船の命名権を100万ドルで売っていたが、日本の怪獣キャラクターの「ゴジラ」と命名されたことで買い手は現れなかったと思っていた。しかし、スポンサーは現れていた。Gojiraである。
Gojira
Gojira の公式ホームページ
http://www.gojira-music.com/
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英語版wikipedia
http://en.wikipedia.org/wiki/Gojira
Gojira は1996年にフランスで結成されたメタルバンドである。11月23日、連中がGojiraと命名した当初、私はこのバンドを疑っていたが、あのペテン師が名前の由来を発表しなかった為、スポンサーは現れなかったと判断した。しかし、今日このバンドがシーシェパードを支持していることを知った。
Gojira のMyspace
http://www.myspace.com/gojira
MetalSucks
http://www.metalsucks.net/2008/12/09/gojiras-joe-duplantier-orders-you-to-support-sea-shepard-in-the-antarctic/
シーシェパードを称え、楽曲の売り上げを寄付しているという
BLABBERMOUTH.NET
http://www.roadrunnerrecords.com/blabbermouth.net/news.aspx?mode=Article&newsitemID=150270
Gojira は Gojira が由来であることを伝えている
http://www.roadrunnerrecords.com/blabbermouth.net/news.aspx?mode=Article&newsitemID=148425
ポール・ワトソンと対談するGojira
日本では怪獣の GODZILLA で話題にされているが、背景ではビジネスが成り立っていた。例えば、Gojira の連中がituneで配信する曲が一曲99セント、面倒なので一曲100円としよう。シーシェパードのサポーターとバンドのサポーターが合計で10万曲ダウンロードしたとしたら、それで1000万円である。宣伝効果もあいまって、実際にはもっと大きい数字となるだろう。だからワトソンは「ローンで船の代金を返済する」と言った。
ファッション重視の連中がビジネスのために次々に南極海へ船を送り込んでくる。この意味を世界は一度考え直した方がいいだろう。
金は十分集まったか?
調査捕鯨船団はシーシェパードとの遭遇を避けるために情報を秘匿するようになったが、位置情報は筒抜けだった。シーシェパード側には無数の協力者がいるからだ。
昨年、船団の位置を割り出しシーシェパードに情報を提供していたとされるのが、taz_patrol である。
taz_patrol
http://twitter.com/taz_patrol
どうやら連中は自動船舶識別装置(AIS)の情報をたよりに捜索を行っているようである。この情報はインターネット上で誰でも閲覧可能であり、taz_patrol は2日にはある船が日本を離れたことを知っていた。さらにtwitter上でロシアのタンカーで使用されていたIR(赤外線)ライトを手にしたことを綴っている。IRライトは不可視光で暗視装置を通さないと見ることができない。
インターネット上の情報ならともかく、実際にEEZ境界まで船を出せる taz_patrol とは何者なのか。
taz_patrol はなぜ patrol に甘んじているのだろうか?調査捕鯨船団の位置も把握でき、船も出せるなら自分たちが尖兵となれば良いはずだ。taz_patrol はそれができない立場にあるのではないか。
私はオーストラリア沿岸警備隊に所属する人間だと推測している。
オーストラリアの沿岸警備隊はAustralian Volunteer Coast Guard と Volunteer Marine Resource NSW の二つが存在する。どちらも市民の有志からなるボランティアで、海上保安庁のような警察権を持っていない。
例の日本人クルーが「オーストラリアのコーストガードも見学のためについてくるらしい」と発信していた。これが taz_patrol ではないだろうか?私が推測するのは Australian Volunteer Coast Guard の方である。タスマニアにも分署があり、EEZ境界まで船舶を運用する能力もあり、公式ホームページにアディ・ギルのページまで作っているからだ。
http://www.coastguard.com.au/earthrace
AISはテロ対策の為に導入されたものだが、逆に利用されているのである。
日本はオーストラリアについてもっと知る必要がありそうだ。
「おまえたちが無能だから自分たちがやっている」とこの男は言っているのだが。
シーシェパードがタスマニア緑の党党首のボブ・ブラウンとMD500Eの写真を公開した。
http://www.seashepherd.org/news-and-media/news-101202-1.html
この白いヘリコプターの名は、ボブ・バーカーと親交のあるアメリカカリフォルニア州を拠点とするアニマルライツを主張する団体の代表である Nancy Burnet だ。このヘリの操縦はやはりアニマルプラネットの Chris Aultman である。
United Activists for Animal Rights(UAAR)
http://en.wikipedia.org/wiki/United_Activists_for_Animal_Rights
南極海はもはやファッション感覚でエコだのアニマルライツだのを唱え、フィールドワークを一切しない連中の自己表現の場なのである。それを支えているのはオーストラリア政府だ。
調査捕鯨が違法であるなら、なぜオーストラリアの法執行機関が動かないのか?連邦警察か海軍か、あるいは税関が出動し、他の密漁船と同じように乗員を拘束して船を爆破しないのはなぜか?オーストラリアは国際法廷で争えば負ける可能性があることを知っている。だからシーシェパードを支援して日本に自発的に撤退させるつもりだ。オーストラリアが不法に南極海を実効支配しようとしていることを、日本は世界に呼びかけていくしかないだろう。
先日、シーシェパードに参加している日本人クルーについて書かれたThe Japan Times の記事を紹介した。
この記事を書く事にあたり、迷いがあったが、本人がマスコミを利用して自己主張をしようとしていることに憤りを覚えたので公開する。
現在、シーシェパードの船舶に乗船している日本人クルーの一人は 親川 久仁子 という女性である。横浜の野毛通信社という居酒屋の店主だったようだ。
http://www.hamakei.com/headline/3805/
twitter で「野毛の連中」のことを The Japan Times が書いたことを「うれしい」と綴っていた。どうやら、野毛がクジラ料理で飲食業を発展させようとしたことに反発し確執があったことをにおわせている。2010年6月21日には『ザ・コーヴ』上映を支持する会・横浜にSea Shepherd 会員として名を連ねていることから、間違いないだろう。
http://blog.livedoor.jp/movie_fun_yokohama/archives/1410551.html
シーシェパードに参加する側の心情を知るための貴重なサンプルだと私は思って見ていたが、日々陰謀説や自己陶酔とも思えるコメントを残してるだけならよいものの、シドニーの共同通信に自分の事を取上げさせようとしたというコメントも残していたため、この記事を公開することにした。
私は2年間ネット上でシーシェパードを追ってきたが、フカヒレを密売する架空の組織をでっちあげるは、銃撃を偽装するは、タスマニアにストランディングしたマッコウクジラを救出しようとしたという嘘の発表をするは、これほど金を食って海洋動物の保護に貢献しない団体はない。他の正当な団体の活動を支援するためにもただちに解体すべきだ。シーシェパードに参加する連中はエコロジストでもナチュラリストでもない。自己愛に満ちたヒッピーどもだ。
昨日の The Japan Times で少なくとも2人の日本人クルーの存在が明らかになった。
しかし、この記事ではボブバーカーに乗船しているというイズミ ステーヴンズ という人物が何者なのかわからなかった。
それは英語版の検索エンジンで容易に判明した。ベインブリッジ在住のマッサージ師の主婦である。テレビ番組にも出演しており、米国内で反捕鯨デモに参加している。
KING5.com
Bainbridge mom to battle Japanese whalers
http://www.king5.com/video/featured-videos/Bainbridge-mom-to-battle-Japanese-Whalers-106788908.html
私は呆れた。お祭り感覚で良くも戦おうなどと。顔を隠さず家族のことを公言するなどもってのほかだ。家族のために顔を隠してテレビのインタビューに出演した動物解放戦線の構成員の方がまだ懸命だったと言えよう。日本で鯨類に携わる職に従事している人々は電話やFAXやインターネットからの非難、さらには直接汚い言葉を浴びせられたり、撮影されて「虐殺者」「犯罪者」などと全世界にばら撒かれている。
今回の日本人クルーに共通しているのが海外在住者であるということ。一方は日本で確執を持っており、半ばそれに対する当てつけとも思える動機を発信している。もう一方は「エコ」やら「情熱」やらを声高にしており、とても賛同できるものではない。そんなくだらない理由で殺傷能力のある野菜やアーチェリーの矢、皮膚を焼く酸を充填したビンを発射するスパッドガンを向けられた人々がいる。そのような行為を行う団体に直接協力するというのなら、誰であろうと許すことはできない。