地球温暖化を促進する物質はCO2だけではありません。メタンガスは、強力な温室効果作用をもっています。メタンガス1トンは二酸化炭素23トン分の温室効果を持つのです。
そのメタンガス、年間排出量の16%が反芻動物のゲップによるものです。さらに5%が家畜の糞尿からです。
過去250年の間で、メタン濃度は150%増加しています。
大気中のメタン濃度は1.7〜1.8ppmで、年々0.8〜1.0の割合で増加しており、そのうちの21%が畜産業に由来しています。
牛は現在世界で13億頭いますが、牛1頭は年間約75kgのメタンを排出します。地球全体で、牛によるメタンガス発生数は一日150兆クォートだそうです。