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スポーツ

西宮出身多田、4度目防衛 女子プロボクシング 

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10回、アマラ・ゴーキャットジム(右)を右フックで攻める多田悦子(撮影・浜畑利郎)

 世界ボクシング協会(WBA)女子ミニマム級タイトルマッチ10回戦は5日、大阪市ATCホールで行われ、チャンピオンの多田悦子(フュチュール、西宮市出身)が挑戦者のアマラ・ゴーキャットジム(タイ)を3‐0の判定で下し、4度目の防衛に成功した。

 多田は前に出てくる挑戦者のボディーブローをいなし、ガードをかいくぐってパンチを打ち込んだ。終盤は大振りの目立つ相手にカウンターを当て、ポイントを重ねた。29歳の多田の成績は9戦7勝(2KO)2分け。

 「美しく倒す」。宣言通り、多田が挑戦者を一蹴した。ここ2戦は引き分けでの防衛が続いており、久々の勝利の味。「えっちゃん、最高のダンスやったよ!」。客席から祝福の声が飛ぶと、王者の表情が和らいだ。

 足を使い、がむしゃらに攻めてくる相手から距離を保った。体重の乗った左ボディーブローを受けても「打ち終わりに顔が目の前にあったし、怖さはなかった」。途中で構えを左に変えた相手の揺さぶりにも動じず、右のアッパーやストレートを効果的に打ち込んだ。

 前回4月の防衛戦で左手人さし指を骨折。左が使えない間、苦手の右を強化してきた成果を発揮した。さらに今回は試合に向けた調整もうまくいき、終盤までスピードが衰えなかった。

 1戦ごとに課題を見つけ、必ずその壁を越えていく。「男とか女とか関係なく、面白いか面白くないかを求めていきたい。いいファイトを見せることが自分の役割」。29歳の王者の目標は明確だ。

(大城周子)

(2010/12/06 10:13)


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