文化
討ち入り使用と伝承 赤穂義士の槍など奉納 大石神社
近松勘六が使用したと伝わる槍や刀拵え、行燈=赤穂大石神社 |
赤穂義士の一人、近松勘六が討ち入りの際に使用したと伝わる槍などがこのほど、赤穂大石神社(赤穂市上仮屋)に奉納された。討ち入りに使われた武器の多くは散逸しており、義士の遺品などを多く収める同神社でも珍しいという。10日から一般に公開する。
近松勘六は討ち入りの際、大石内蔵助が率いた表門隊に属した。誠実な人柄で兵学に通じ、内蔵助に重用されたという。
奉納されたのは、槍(長さ221センチ)と刀拵え、行燈の3点。槍は室町時代のものとみられ、史料には勘六が槍を持ち、討ち入りに臨んだ記録もあるという。
刀拵えは討ち入りに使ったものではなく、戦後刀身が接収されたが、勘六が愛用したと伝わる。行燈は、勘六が討ち入りまで過ごした江戸の浪宅で使用したとされ、いずれも切腹後、生家に届けられたという。
勘六の子孫に当たる滋賀県野洲市、近松重義さんが昨年亡くなったため、妻の志ずさん(69)が「多くの人に見てもらい、赤穂義士に思いをはせてもらいたい」と奉納した。同神社は、いつでも見ることができる状態で保管するという。
拝観料420円(中学生以下無料)。午前8時〜午後5時。同神社TEL0791・42・2054
(黒田耕司)
(2010/12/08 23:00)
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