スウェーデン当局等に報復攻撃か、創設者逮捕で

　【ロンドン＝工藤武人】内部告発サイト「ウィキリークス」の創設者ジュリアン・アサンジ容疑者（３９）の逮捕状を請求したスウェーデン検察庁のサイトが８日、ハッカー攻撃を受けてダウンした。

　英紙ガーディアン（電子版）などが伝えたもので、ウィキリークスとの取引停止を発表したクレジットカード大手マスターカードのサイトも攻撃された。

　スウェーデン検察庁によると、同庁のサイトへの攻撃は、アサンジ容疑者の逮捕後、保釈請求が却下された７日夕頃に始まった。

　８日正午（日本時間同日午後８時）時点には断続的にサイトへのアクセスが可能になったが、不安定な状態が続いている。

　７日にウィキリークスとの取引停止を発表したマスターカードの攻撃については、ウィキリークスの活動を支持する「報復作戦」と名乗るハッカーグループが８日、攻撃を仕掛けたとツイッター上で明らかにした。