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【COP15】存在感薄く、米との連携にも疑問符、鳩山首相 (1/3ページ)
このニュースのトピックス:温暖化
【コペンハーゲン=粂博之、比護義則】世界で最も厳しい温室効果ガス削減目標と、巨額な途上国支援「鳩山イニシアチブ」を掲げてCOP15に臨んだ鳩山由紀夫首相。だが、米国が主導した「コペンハーゲン協定」には、日本の主張はほとんど盛り込めず、米国との連携にも疑問符が付いた。日本は、自ら打ち出した「資金拠出」という財政支援だけを背負って、コペンハーゲンを去ることになった。
「残念ながら途上国と先進国との間の溝というものが、まだ埋まっていない」
COP15の首脳級会合がひと山越えた18日、鳩山首相は記者団にそう語った。
だが、溝を埋めるために作られた「コペンハーゲン協定」を主導したのはオバマ米大統領だった。オバマ氏は中国、インドなど6カ国と協議して、緩やかだが途上国を含めた各国をつなぎ止める「枠組み」を作ろうとしていた。