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【COP15】存在感薄く、米との連携にも疑問符、鳩山首相 (2/3ページ)
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首相も「首相自ら決断して、帰国便の出発を2時間遅らせた」(同行筋)が、6カ国で作った文案の、その後の首脳協議に加わるのが精いっぱい。オバマ氏本人とも立ち話以外、ほとんど接触できておらず、米軍普天間飛行場問題以来、ギクシャクしている米国との連携が不十分なのは明らかだった。
「地球のみんなと考えれば、日本として先進国として大きな義務を払うべきだ」。首相の口からは理想は語られたが、世界で最も厳しい温室効果ガス削減目標を打ち出した首脳の存在感はない。
交渉前進に向けて首相が急いだのは、途上国への資金支援「鳩山イニシアチブ」の積み増しだ。規模は当初の約90億ドルから約150億ドル(1兆7500億円相当)に膨らみ、税収減が深刻な日本にとっては決して軽くない数字だ。