双日が養殖マグロ初出荷 長崎・新松浦漁業協同組合で大手商社、双日の完全子会社「双日ツナファーム鷹島」(長崎県松浦市)は8日、同市の新松浦漁業協同組合で年末の需要期に向け、養殖クロマグロの初出荷式を開いた。双日によると、商社として国内でマグロの養殖を手掛けるのは初の試み。高級品として料亭やすし店などを中心に販売される予定だという。 出荷式で、双日の寺西清一・常務執行役員は「中国、欧米でマグロ需要は顕著に伸びているが、漁獲枠規制などで供給が不足している。地域の皆さまの協力で規模を拡大し、世界に鷹島マグロのブランドを広めたい」とあいさつ。 松浦市の友広郁洋市長は式典後「荒波にもまれた鷹島のマグロは、脂ののりがほかとは違う。多くの人に食べてほしい」と胸を張った。 【共同通信】
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