共同演習空域にロシア機進入
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共同演習空域にロシア機進入

12月9日 0時43分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

自衛隊とアメリカ軍との共同演習が行われている日本海上空の空域に、8日午後、ロシア軍の電子偵察機が進入していたことが分かりました。同じ空域にはロシア軍の哨戒機が6日にも進入しており、今回の演習にロシアが強い関心を寄せていることがうかがえます。

自衛隊とアメリカ軍による日米共同統合演習は、アメリカの原子力空母「ジョージ・ワシントン」をはじめ、日米双方から艦艇60隻、航空機400機、隊員4万5000人が参加する過去最大の規模で、今月3日から日本とその周辺の海域や空域で行われています。防衛省によりますと、このうち日本海上空の訓練空域に、8日午後、ロシア軍の「IL20」電子偵察機1機が進入しました。日米のイージス艦や航空機は、8日、この空域を使って弾道ミサイルへの対処や戦闘機を迎え撃つ訓練を行っていましたが、ロシア軍機が進入したときは訓練を一時休止していたため、影響はなかったということです。同じ空域にはロシア軍の哨戒機2機が6日にも進入し、このときは、機密性の高い情報を収集されるおそれがあるとして、訓練が一時、中断されています。防衛省によりますと、演習の際、他国の軍用機が訓練空域に連続して進入してくるのは極めて異例だということで、今回の演習にロシアが強い関心を寄せていることがうかがえます。