公開日:2010.12.08
負債総額が原則30億円以上の倒産企業および信用変動企業を掲載。
日本ホーバス(株) | [千葉] FRPM管製造 |
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破産開始決定 / 負債総額 65億1027万円
TSR企業コード:29-264154-0
5月19日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請した日本ホーバス(株)(千葉市中央区今井1-19-14、登記上:埼玉県さいたま市中央区上落合2-4-1、設立昭和60年12月、資本金6500万円、田中秀幸社長)は11月30日、東京地裁より破産手続開始決定を受けた。破産管財人には中村清弁護士(富士法律事務所、東京都港区西新橋2-6-2、電話03-3580-1021)が選任されている。
負債総額は65億1027万円(民事再生法適用時の負債)。
FRPM管メーカー。ホーバスエンジニアリング社(スイス)よりホーバスパイプ及び付属品の製造・販売権を取得し、一般埋設管などを製造していたほか、JR向けの消雪管においてはシェア約6割を得ていた。親会社とのタイアップ強化などの取り組みにより平成20年3月期は年商41億4029万円(当期利益1億8394万円)、商社機能(仕入販売)の拡大などが寄与して21年3月期は年商51億5199万円(当期利益928万円)を計上していた。
その後も角形排水管やレジンコンクリートパネル等の拡販に取り組んでいたが、21年4月には旭鉄工(株)(福岡市博多区、破産)に約2億5000万円の不良債権が発生し、これが資金繰りに影響。親会社・千葉興業(株)(千葉市中央区)とともに立て直しを図っていたが業況を打開できず、22年5月19日に民事再生法の適用を申請、5月25日には開始決定を受けていた。
しかし再建の目処が立たず、11月30日に再生手続廃止が決定し同日、破産へと移行、今回の措置となった。
なお、親会社である千葉興業(株)は現在も営業は継続中である。
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